激戦続く車いすワールドチームカップ。 主要3部門(男子、女子、クアード)に注目が行きがちですが、次世代も躍動しております。 ジュニア部門で15年ぶりにアメリカが優勝。車いすテニスの古豪であるアメリカと、現王者であるオランダ。 今年もこの二カ国が鍔迫り合いの末、何とかアメリカが勝利。昨年はロシアが制していますが、5年位連覇が有りません。 アメリカが第一回の優勝以来、何度も決勝で弾き返されるくらいに、実力が拮抗するジュニア戦線。 と言うか、2000年から始まったこの部門ですが、割と優勝国がコロコロ変わるように、連覇達成が難しい部門です。 01&02年のオランダ、05&06年のベルギー、そして08~10のオランダと、3連覇を含めても連覇の回数が非常に少ないです。 実力はもとより、籤運やコンディションが物凄くタイトなのでしょう。1チャンスでひっくり返ってしまうため、ジュニア世代の闘いは甲子園と変わりません。 そして残念ながら日本は参加できず。日本代表として派遣も視野にいれるべきなのでしょうが、義務教育の壁が。 出れば優勝戦線に絡んでくる可能性は高いとは思います、何より国境を超えた友情やライバルが育つという意味でいいです。 が、そこに至るまでが手弁当であるため、ハードルは高いでしょう。次世代強化を考えるなら、海外での闘いは必須ですが。 18歳以下の国際大会の意義と言うのは大きいとは思うのですが。早くから日の丸の重みを感じることも有意義だと思いますし。 ともあれ、アメリカの青少年諸君、及び決勝まで死闘を尽くした各国ジュニアの戦士諸君おめでとう。 君たちの達成感や悔しさが、これから世界ランキングでどう花開いていくのか、非常に楽しみにしております。 (この成長ぶりを考えると、日本もうかうかしていられないという危機感がありありとするのですが(汗))