どうせ観るなら究極の戦いを見たい。 スポーツ観戦ならそう思うものですから、今年のATPファイナルは最高でした。 会場のムードからしてカッコ良かったよね。 暗い会場の中に、コートだけが浮かび上がっている。 他には神秘的なブルーのライトが灯るだけ・・・ 世界の頂点の8人だけが出られる大会らしく、特別な感じが溢れてしました。 そしてその中で躍動した錦織選手! 夢のような舞台でマレーに勝ち!フェデラーと戦い、フェレールを圧倒した。 もうフェレール戦なんて完全に格上の戦いで、相手を圧倒するショット連発! スゲエよ錦織。 テニスの世界の頂点で、格上の戦いが出来るんだものな(涙 そして昨日のジョコビッチ戦。 第一セットは圧倒されて、やっぱりな感アリアリだったのですが、第二セットはなんだったんでしょうか! スーパーサイヤ人錦織ならば世界1だって夢じゃないと思わせてくれました! それでも第三セットの第一ゲームに出た焦りで一気に持っていかれた。 厳しさと見せつけられたわけですが、同時に、テニスの試合の綾というモノをこれほどクッキリ感じさせてくれたこともありません。 今まではGSの決勝だって、どっちを応援という感じじゃなかったものね。 フェデラーもナダルもジョコビッチもみんなイイケドさ。 錦織へするような思い入れは無理でしょ。 それが今回はホントに気持ちを入れて観ることが出来たから、テニスの試合の流れの綾というのがこれまでにないほどクッキリと見えた。 ああ、オモシロかったな。 錦織がスーパーゾーンに入れば誰にも負けない。 来年こそ、夢が現実に変わる瞬間を見たいね。 それからやっぱり解説は松岡さんがイイです。 昨日も冷静な語り口に抑えきれない熱が混じって、やっぱり錦織戦だけは松岡さんの解説で聴きたい。 同じようにサッカー日本代表戦では松木安太郎が良い。 ただ対ホンジュラス戦では、ゴン中山さんと被ってちょっと騒々しく感じました。 現役時代の中山さんの闘志には、非常な敬意を示すこと、やぶさかでないのですが、同じ舞台にリードヴォーカルは二人いらない。 もうしわけないんですが、私は代表戦の中継に限り圧倒的松木安太郎推しです。 「熱」があるんだもの。 日本人選手、日本代表戦を分析するのは後から幾らでもやって欲しい。 でも今、まさに戦われている中継で聴きたいのは、気持ちを代弁してくれる「熱」なんです。 それにお二人とも心情過多という面に隠れがちですが、論理的にもイイ事沢山おっしゃっていると思います。