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フェデラーがワウリンカに逆転勝ち

20141114_federer_k1 photo:Marianne Bevis

15日に行われた最終戦、ツアーファイナルの準決勝で、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)が、同ランク4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)を、4-6,7-5,7-6(6)の大激戦の末に下して、2年ぶりの決勝進出を決めました。 次週には、国別対抗戦デビスカップの決勝を共に戦う、スイスの同胞対決となったこの一戦。 フェデラーはワウリンカに、計4本のマッチポイントを握られますが、全てセーブ。そして迎えた自身のマッチポイントを、一本で締めて、大逆転で勝利を収めました。

凌いだ4本のマッチポイント

この試合でフェデラーが凌いだ、全てのマッチポイントがこちら。 1本目。ワウリンカはサーブ&ボレーで決めにかかりますが、フェデラーは落ち着いて、足下にスライスリターンを沈め、次のボールをストレートに打ち抜きます。 20141116_federerwawrinka_k1 2本目。再びサーブ&ボレーに出たワウリンカに、またもスライスで低いボールを打たせるフェデラー。 角度のつけにくいセンター付近のボール、これがワウリンカのミスを誘います。 20141116_federerwawrinka_k2 3本目。今度はフェデラーのフォアに打って、ネットに出たワウリンカでしたが、矢のようなリターンが足下に突き刺さります。 終始フェデラーが主導権を握って、またもセーブ! 20141116_federerwawrinka_k3 4本目は、センターへの強烈なサーブ! ワウリンカも、ブロックリターンで慎重に返そうとしますが、ラケットを弾かれわずかにアウト。 20141116_federerwawrinka_k4 そしてついに迎えた、フェデラーのマッチポイント。 今度は自身がネットに詰めると、ワウリンカのバックハンドを、絶妙なタッチでネット前にポトリ。 20141116_federerwawrinka_k5 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

決勝はフェデラー対ジョコビッチ

20141114_federerdjokovic_k1 photo:Marianne Bevis

勝利したフェデラーは決勝で、大会2連覇中の世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦します。 フェデラーは、大会3連覇を狙った2年前の同大会準決勝で、ジョコビッチに敗退。そこから今度はジョコビッチが連覇を果たし、3連覇を狙う舞台で、フェデラーと再戦となりました。 いよいよ2014年シーズンのクライマックス、今大会ここまで無敗の2人の一戦に、世界中が注目しています。 [sns]