ドロー前展望書いていたらドローが出ていたので 結局ドロー後展望です。 前回記事同様にコートのエースの頻出度による指標 によれば、13年終了時のマイアミは7区分中の 【第3区分:低速】に当たります。 IWと同じ区分ではありますが、13年単年の指標で見れば 一応マドリッドと同じぐらい、IWよりは速い傾向と なります。   さておき、早速マイアミ時点のデータを見てみますと 【2015:18-4 .818、マイアミ:9-4,5出場(1W/O)、直近3年:8-2(1W/O) .813】 合計指標も.800を超えており、そこそこ期待できそうな 数字となっています。なお、他の1-3シードのデータを 見てみますと ジョコビッチ 【2015:19-2 .905、マイアミ:30-5,9出場:4W、直近3年:12-1(2W,2W/O勝) .912】 ナダル 【2015:14-4 .778、マイアミ:34-9,10出場(1W/O):、直近3年:13-2(1W/O,1W/O勝) .818】 マレー 【2015:16-4 .800、マイアミ:22-7,9出場2W、直近3年:12-2(1W,2W/O勝) .824】 と流石にすざましい数字です。特にジョコビッチ、 .900超えって一体何なのでしょうか。平均準優勝ですら 達成しえない数字って意味が分かりません。   さて、今度は錦織近辺のドローを見てみましょう。 1R:Bye 2R:ユズニー(orゴルベフ) 3R:トロイツキ(orバグorボレリ) 4R:アグット(orコリッチorゴフィン) QF:ラオニッチ(orディミ) SF:ジョコビッチ(orフェレール) F:ナダル(orマレーorバブ) といったところでしょうか。 それぞれ対戦可能性の高そうな選手のデータを 見てみましょう。   まずは2回戦。 ユズニー 【2015:2-5 .286、マイアミ:9-10,10出場、直近3年:1-1(14,12不出場) .333】   次に3回戦。 トロイツキ 【2015:14-5 .714、マイアミ:8-6,6出場、直近3年:2-2(14不出場) .650】   その次に4回戦。 アグット 【2015:8-7 .533、マイアミ:3-3,3出場、直近3年:3-3 .524】 で、QF。QFからは可能性ありそうな複数名を挙げていきます。 ラオニッチ 【2015:15-6 .714、マイアミ:5-2,4出場(2W/O)、直近3年:5-1(2W/O) .741】 (ディミ) 【2015:8-5 .615、マイアミ:5-4,4出場、3年:5-3 .619】   SF。 ジョコビッチ 【2015:19-2 .905、マイアミ:30-5,9出場:4W、直近3年:12-1(2W,2W/O勝) .912】 (フェレール) 【2015:19-2 .905、マイアミ:27-12,12出場、直近3年:9-3(1W/O勝) .848】   F。 ナダル 【2015:14-4 .778、マイアミ:34-9,10出場(1W/O):、直近3年:13-2(1W/O,1W/O勝) .818】 (マレー) 【2015:16-4 .800、マイアミ:22-7,9出場2W、直近3年:12-2(1W,2W/O勝) .824】 (バブ) 【2015:15-3 .833、マイアミ:6-6,6出場、直近3年:3-3 .750】   というところです。 錦織の合計指標以上の数字自体はSF以降にしか出てきませんが 前回記事にも記載したとおり、何の相関も確認してない 指標となるので、本当に参考程度のデータです。 とはいえ、今年成績と大会の過去成績を見比べる中で言えば、 錦織の合計指標から.200以上下がる相手には負けたくない ところです。 この中で言えばユズニー、アグットでしょうか。 また、前回IWでは.162差があったFロペスに 負けているわけですが、やはり.100以下の相手にも できるだけ勝っておきたいところと考えると、 トロ、ディミにも勝ちたいところでしょう。   それ以上の相手に関していえば、その時の調子で 如何ともし難い部分があるため、 QF=ラオニッチ戦まで行ければ良、 SF=ジョコビッチ戦まで行ければ優、 それを超えて優勝とかすれば秀 という感じでしょうか。 まあそもそも体調は万全かとか色々見る点はあるので まずは2回戦どうなるかが一番重要ですが。     また、大会全体のドロー予想は次のようになります。 R16 ジョコvsドルゴ シモンvsフェレール 錦織vsアグット ディミvsラオニッチ バブvsFロペ アンダーソンvsマレー ベルディヒvsスミチェク モナコvsナダル QF ジョコvsフェレール、 錦織vsラオニッチ バブvsマレー ベルディヒvsナダル SF ジョコvs錦織 バブvsナダル F ジョコvsナダル でジョコ優勝です。 R16のいくつかは完全に勘です。ええ。 ジョコvsドルゴ、ジョコvsフェレール、 モナコvsナダル、バブvsマレー はわりかし接戦になる気がします。 はなから接戦予想の錦織vsラオニッチは除外、 ベルディヒvsナダルは実現すれば全豪と同じ顔合わせ、 どうなるんでしょうか。     大会自体から話はずれますが、 計算上では、錦織が優勝の場合、翌々週のランキングでは 3位になる計算です。   また、ラオニッチとのQF直接対決で負けると逆に ランキングを抜かれることになります。 IWはランキングを抜く可能性はあっても、抜かれる可能性は 低い大会であったのに対し、今大会は前年SFということも あり、早期敗退してしまうとランキングを落としてしまう 可能性も十分考えられます。   ここで重要視したいのが、クレーシーズンで ランキング4位以上をキープできるかという点です。 ナダルとの対戦が避けられるという点で以前取り上げた と思いますが、今回はその点だけでなく、バブリンカとの 対戦を避けやすくするため、という点も含まれます。 というのも、IW1コケにより、バブリンカは今大会及び モンテカルロMSでかなりの結果を残さない限り、 9位以下に落ちるのが予想されるためです。 バブリンカは本来クレーが最も勝率の大会選手ですし、 低速クレーだと、錦織の攻撃テニスが上手く噛み合わない 可能性も高いため、出来る限り対戦を避けたい相手ところです。   まあ、今大会で4位以上を確定させるというのは SFどころか決勝進出、優勝等が必要になってくるので 正直現実的ではないですが、ここから先の大会、 バルセロナやマドリッド、去年は十分な体調で出られなかった ローマ、全仏の4大会で如何にいいドローを引き、 いい結果を残すか、ここがかなり重要となってきます。 そのためにも、今大会でできるだけいい結果を残し、 先に繋げられるか、ここ2〜3ヶ月で最後のハード大会、 是非とも勝ち上がって欲しいところです。