アメリカのメンフィスOPで見事に優勝した錦織圭選手。 次なる大会、メキシコOP(アビエルト・メキシコ・テルセル・オープン)は、2月23日の目前に迫っています。 メンフィスでは、ランキング的には格下の選手と多く当たりました。 これは組み合わせ、めぐりあわせもあります。 2回戦のライアン・ハリソン、準々決勝のオースティン・クライチェクはランキング100番台。 準決勝のクエリーは最高ランキングは17位。 決勝のアンダーソンは15位です。 錦織も含め(錦織はアメリカに中学生の時から留学し、拠点としている)、全員、アメリカにゆかりがあるか、アメリカ出身の選手でした。 大会を通して、錦織はなかなか調子が上がらずに、苦戦しました。 しかし、それでも精神力、忍耐力でしのぎ、優勝したのは大きな成長だと思います。 まして、最高ランキング者、トップ5として優勝しないといけないというプレッシャーがありましたから、本当に精神的にタフだったと思います。 トップ5までと、トップ4には大きな壁があると言われています。 ですから、これからなお成長して、トップ4の壁を破ってほしいと思います。 さて、メキシコオープンですが、メンフィス以上に、ランキング上位者が多くエントリーしています。 現在のランキングでトップ10(メキシコOP・公式ページを参照)は錦織を含めて3人が出場します。 ランキング9位のマリン・チリッチはユーゴスラビア出身の選手です。 2014年の全米OPの決勝戦で錦織が敗れた因縁の相手です。 チリッチは錦織を破り、グランドスラムで初めての優勝を飾っています。 198センチの長身から繰り出すサービスを武器とするビックサーバーです。 ランキング10位のダビド・フェレールは、つい先日の全豪OPで錦織が破った相手です。 近年の対戦成績を見ると、錦織が相性の良い相手です。 175センチと小柄なプレイヤーですが、『リトルビースト』の愛称を持つ、戦闘意欲が高いプレイヤーです。 強靭なスタミナとメンタルを武器に、粘り強いストロークで勝利をたぐりよせます。 過去にメキシコOPを3連覇している実力者です。(2010~2012) グリゴール・ディミトロフは前年度の覇者です。 ブルガリア出身のプレイヤーで、世界ランキングは11位。 フェデラーとスタイルがかぶり「ベビー・フェデラー」と呼ばれていました。 球を加速させる能力はトップクラスです。 余談ですが、テニス界の美女、マリア・シャラポワと恋人だった時期があります。 この他にメンフィスにも出場していたビックサーバー、イボ・カルロビッチ、コートの手品師の異名を持つアレクサンドル・ドルゴポロフなど、あなどれない実力者も出場します。 以上のように、メンフィスOP以上に見ごたえのある大会になりそうです。 また、優勝の道も険しいですが、錦織選手を応援していきたいと思います。 byあかつき18号 (スポーツ情報サイト・あかつきスポーツを運営しています。錦織選手の情報も更新しています)