クレーキング、ナダル
photo:Marianne Bevis
クレーコートで歴代最多となる81連勝を記録し、全仏オープンでは9度の優勝。土の上で、驚異的なパフォーマンスを発揮することから、クレーキングと呼ばれるテニスプレーヤー、ラファエル・ナダル。 今回は、そんなナダルのクレーコートでの動き、特にポジショニングについて、よく分かる動画をご紹介します。ベースラインの2m以上後方でプレー
クレーコートでのナダルは、なんとベースラインの2メートル以上後ろでプレーすることも、少なくありません。 後方でプレーすることによる、最も分かりやすいメリットとしては、ディフェンス面。バウンド後、ボールの勢いが弱まるクレーコートでは、後方にポジションを取っておくことで、追いつけるボールの範囲が広くなります。 ベースライン上で打っても、 相手の次のボールが厳しければ、斜め後ろに下がりながらディフェンス。 一度、ポジションを下げます。 また、ボールの勢いが無くなり、縦に弾んだところを待って、得意の回り込みフォアで強打も可能。 クレーコートではオフェンス面でも、後方にポジションを取るメリットがあります。 ナダルのポジショニングがよく分かる動画がこちら。Original:Top-Tennis-Training Master Your Game
下がり過ぎて・・・
しかし下がりすぎると、こんなことも。Original:Top-Tennis-Training Master Your Game
クレーコートではコートの後方でプレーする選手が多い、とはいえここまで下がって戦えるのは、ずば抜けたフットワークと、後方からでもエースが取れるフォアハンドを合わせ持つ、ナダルくらいですが...。 [sns]