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テクニシャン、ペールの華麗なサーブ&ボレー
テニスの常識を無視したトリッキーなプレースタイルで、全米オープン、そして楽天ジャパン・オープンと、2戦続けて錦織圭を撃破。一躍世界中から注目を集めた、世界ランク23位のブノワ・ペール(フランス)。
開催中のBNPパリバ・マスターズでは、1回戦で同ランク20位のガエル・モンフィス(フランス)に、2-6,7-6(7),6-4で逆転勝利を収め、大会第14シードのジル・シモン(フランス)との2回戦に進出しました。
今回は、そんな好調のペールがシモンとの一戦で見せた、返球不可能なサーブアンドボレーをご紹介します。
シーンはシモンの1セットアップで迎えた、第2セット終盤。
強烈なサーブを叩き込んで、一気にネットに詰めたペールでしたが、リターンを得意とするシモンはペールの狙いを予測して、足下に正確に返球。
難しいローボレーを打たされたペールでしたが・・・
さすがはテクニシャン!神懸かった処理を見せて、会場を大いに沸かせました!
映像がこちら。
Original:ATPWorldTour
このポイントを落とすと、シモンに2本のブレイクポイントを握られるという重要な局面でしたが、見事に跳ね返したペール。サービスキープをして、第2セットを取り返しました。
最終セットでは惜しくもシモンに押し切られましたが、今季最後のマスターズでもそのポテンシャルを見せつけ、テニスファンに強く印象を残しました。
年初は100位台だった世界ランクも、今や20位台。来季、ブレイクの可能性を大いに秘めた、大注目の選手です。
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