[sns]
20151104_paire_k1

テクニシャン、ペールの華麗なサーブ&ボレー

テニスの常識を無視したトリッキーなプレースタイルで、全米オープン、そして楽天ジャパン・オープンと、2戦続けて錦織圭を撃破。一躍世界中から注目を集めた、世界ランク23位のブノワ・ペール(フランス)。

開催中のBNPパリバ・マスターズでは、1回戦で同ランク20位のガエル・モンフィス(フランス)に、2-6,7-6(7),6-4で逆転勝利を収め、大会第14シードのジル・シモン(フランス)との2回戦に進出しました。

今回は、そんな好調のペールがシモンとの一戦で見せた、返球不可能なサーブアンドボレーをご紹介します。

シーンはシモンの1セットアップで迎えた、第2セット終盤。

強烈なサーブを叩き込んで、一気にネットに詰めたペールでしたが、リターンを得意とするシモンはペールの狙いを予測して、足下に正確に返球。

難しいローボレーを打たされたペールでしたが・・・

20151104_paire_k0

さすがはテクニシャン!神懸かった処理を見せて、会場を大いに沸かせました!

映像がこちら。


Original:ATPWorldTour

このポイントを落とすと、シモンに2本のブレイクポイントを握られるという重要な局面でしたが、見事に跳ね返したペール。サービスキープをして、第2セットを取り返しました。

最終セットでは惜しくもシモンに押し切られましたが、今季最後のマスターズでもそのポテンシャルを見せつけ、テニスファンに強く印象を残しました。

年初は100位台だった世界ランクも、今や20位台。来季、ブレイクの可能性を大いに秘めた、大注目の選手です。

[sns]