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あまりに強すぎる今季のジョコビッチ
18日に行われた上海マスターズ男子シングルス準決勝で、大会第1シードの世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同ランク15位のジョー＝ウィルフリード・ツォンガ(フランス)に、6-2,6-4のストレートで完勝して、今季9度目のタイトルを獲得しました。
これでジョコビッチは、9月の全米オープンから続く連勝を17に伸ばし、1月の全豪オープンから続く連続決勝進出記録は、ロジャー・フェデラー(スイス)の17大会に次ぐ、歴代2位の13大会となりました。
グランドスラムも全仏オープンを除く3大会を制覇して、シーズンの獲得賞金額は史上最高の約19億円。
あまりに強すぎる今季のジョコビッチ、他選手たちにとって大きな大きな壁となっています。
ツォンガが見せた最高のプレー
準優勝のツォンガは試合後に「彼を破るには自身の最高のパフォーマンスをする必要がある」と語りました。
自身のベストを、1ポイントでなく、1セットでなく、継続的にやることの難しさは当然分かっていながら、求めなければならない、それだけ今のジョコビッチの力はずば抜けているのでしょう。
この試合でツォンガが見せた、素晴らしいプレーがこちら。
持ち味の強力なサーブを叩き込みましたが、ジョコビッチは矢のようなリターンで難なく返球。
その後もジョコビッチは、パワーヒッターのツォンガを上回るスピードのボールで、ラリーを優位に展開。
ネットに出てきたジョコビッチに対して、ツォンガは一発逆転、見事なパッシングショットを放ちますが、これも素晴らしいボレーで対応。
ついに決まったかに思われましたが、ツォンガも諦めず…！
このプレーの映像がこちら。
Original:ATPWorldTour
ここまでやって初めて、ジョコビッチから1ポイントが奪えるわけです。
残す大会は、パリのマスターズとツアーファイナルの2つ。果たしてジョコビッチを破る選手は、現れるのでしょうか…。
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