photo:PROTatiana
フェデラーの見せた見事な奇襲
時速200キロを超えるサーブが飛び交うプロテニス選手たちの試合では、サーバー側が圧倒的に有利。 そのため、いかに自身のサービスゲームをキープしつつ、相手のサービスゲームをブレイクするかが、勝敗の分かれ目となってきます。 相手の強力なサーブを攻略するため、選手たちはリターンで様々な工夫を凝らすわけですが、全米オープン2015の1回戦で、ロジャー・フェデラーが見せたリターンは、そんな中でも非常に珍しい、まさに「奇襲」と呼べる攻撃でした。デュースサイドで3連続リターンダッシュ
第2セット、相手のレオナルド・マイェールのサービスゲームでのこと。 ファーストポイントで、フェデラーは珍しいリターンダッシュを選択! サービスラインに寄って、高速サーブを見事にリターン!意表を突かれたマイェールは、パッシングショットをミスしてしまいます。 そしてフェデラーの30-0となって迎えた、2度目のデュースサイドのリターン。 フェデラーはなんとここでも、同様の作戦を選択!今回はマイェールが落ち着いてフォアハンドを叩き、ポイントを奪います。 しかし40-15となったフェデラーのブレイクポイントで、またまたネットダッシュをするフェデラー!デュースサイドで3連続とは、しつこい! これがマイェールのミスを誘い、見事ブレイクに成功します! 1度でも珍しいリターンダッシュを、これだけ連続でやられて、しかも相手はフェデラー・・・サーバーにとっては、物凄いプレッシャーでしょう。 何より簡単そうにやっていますが、このレベルのサービスをあの至近距離で合わせる、フェデラーの技術が素晴らしいですね。 映像がこちら。3 SABRs in one gameΚαι σήμερα αναμένεται να δούμε πολλά SABR (Sneaky Attack By Roger) Posted by Tennis24 on 2015年9月3日