こんばんは。 忙しくて恒例の試合直前更新です。たぶん試合後に見に来るんでしょうね… というわけで早速行きましょう。 ウィンストン=セーラムではアンダーソンが優勝しました。大きな1勝で今後初のトップ10入りの可能性も出てくる貴重な優勝でした。 シンシナティからは大きな変動のなかった月曜発表のランキングです。 加点のあったアンダーソンとツォンガがランキングを一つずつ上げたのみです。 今週の失効は複雑です。昨年と1週間ずれているため、全米OP+該当のチャレンジャー+デ杯SF/入れ替え戦が失効対象です。 大きな影響を受けるのはフェデラーです。デ杯SFで140pを稼いでおり、2位争いに影響が大きく出ています。 なおほとんどのウェブサイトで恒例の昨年同大会のみ失効の計算が行われておりますが、今回も私は試算に自信をもって公開しています。ルールブック上では間違いなくこうなるはずです。 というわけで失効後のランキングはこうなっています。 昨年優勝のチリッチは半数以上のポイントを失い、トップ10陥落はほぼ確実です。今年初のトップ10交代になりそうです。 昨年準優勝の錦織も5位スタートですが、むしろ1200p失ってなお5位スタートという事実に驚きを感じます。 今シーズンの安定感、たくさんの大会で確実にポイントを取ってきたことがここで数字となって表れています。 トップ10の整理です。 ジョコビッチは1位確定です。 マレーはフェデラーと同一ラウンドで2位です。できれば決勝に進み2位の座を確実にしたいところ。 フェデラーは2位にはQFが最低でも必要。SF進出の場合マレーQF以下、決勝進出で自力2位です。 ワウリンカは錦織、ベルディヒと同一ラウンドで4位ですが、マレーの壁がきつい。 一方錦織は4強さえ取れればマレー×ワウリンカがシード通りに終われば4位キープです。 ただしそのポイント差の場合楽天OPまでに失効が重なって楽天の日本人初第1シードは来年以降にお預けになります。 錦織とワウリンカの関係はマレーとフェデラーの関係に近いです。QFが最低ラインですが、SFから一気に条件がよくなります。 ベルディヒも錦織と差が近いです。ただこちらもマレーとフェデラー、ワウリンカと錦織の条件と似たような状況です。 トップ10付近は熾烈です。大会が進むごとに追っていきたいと思います。 さあ、いよいよ試合が始まります。2週間の長い大会、楽しんでいきましょう!