ジョコビッチ選手の完勝と言って良い程の安定感で決勝戦が行われました。セットカウントは3-1でしたが、決勝がストレート決着よりは フェデラー選手の見せ場もありつつの対戦で、大多数の方が満足できる結果だったような気がします。   そして、我らが錦織選手は、2回戦棄権で早々に退場してしまい、錦織ファンとしては物足りないウィンブルドンとなってしまいました。しかしながら、今後のスケジュールを考えると 無理して芝の試合をこなし、ふくらはぎの状態を悪化させた結果、ハードコートシーズンに影響を及ぼしかねない可能性を考慮すると、この棄権の判断は称賛されるべき事かもしれません。ハレでの準決勝途中棄権も、途中棄権したからこそウィンブルドン初戦を戦えただけで、あそこで無理していたならば、ウィンブルドンも最初から棄権だったかもしれません。この結果を考えると、来年からはジョコビッチ選手のように 芝の前哨戦を回避してぶっつけ本番でウィンブルドンが良いのかもしれない と思います。今の錦織選手の実力であれば、ぶっつけでも4回戦くらいまでは進出出来ると思いますし、状態さえ良ければ決勝進出だって夢ではないと思います。この辺りは、来年の課題にして欲しいと思います。   ワシントンから始まるハードコートシーズン。万全な状態で臨んで欲しいです。ただ、ワシントン、モントリオール、シンシナーティ と続く3週連続参戦は やはり不安です。来年以降は ワシントン回避を望みたいです。年間スケジュールとしても、怪我が減ったとはいえ 成績アップに伴う試合数の増加を考えると ジョコビッチ選手やフェデラー選手のように必要最低限な参戦に抑制すべきかと思います。GS4試合・MS9試合・ATP500・250 4試合・デビスカップ参戦の18試合で良いと思います。具体的には、年始のATP250ブリスベン・ATP500ロッテルダム・アカプルコ・東京。これで十分だと思います。他はモンテカルロを含むMSとGSで。モンテカルロの代わりにバルセロナでも良いですがね。ただ、ポイントを考えるとMSの1000PTは魅力です。   今年前半は、今後を見据えての強化の為という意味でハードスケジュールだったかもしれませんが、コンスタントに試合をこなすと 爆発力に欠けるという結果も出ているような気がするので、十分に休養を取りながら 出場した試合はSF以上の成績をノルマとするぐらいの気持ちで参戦するのが 真面目な錦織選手の体調には合っているのではないかと思います。   もう少し広い視野で考えれば、MSの出場義務を6試合程度に変更してくれるのであれば、その分 ATP500の義務を増やして多様化させる方がATPにとっても価値がある気がします。ついでに言わせてもらえば、2週連続のMSも意味分からないですし、MS前の週にATP500が組まれるのも納得出来ません。上位選手を労わる気持ちがあるならば、MSの前の週はATP250に限定しても良いし、2週連続のMSも変更した方がより白熱した試合が見れると思います。   全米での1200PTのディフェンドもありますが、MS2連戦のうちどちらか優勝してしまえば1000PTです。準優勝でも600PTです。そしたらこの3試合での1200PTディフェンドなど余裕になると思います。どちらかで爆発して欲しいです。そして全米でも大爆発して優勝しちゃってください。楽しみに待っています。   世界的個人スポーツで、日本人が優勝を狙える位置に居るというのが本当に快挙であり、それを応援出来る我々は何と幸せなのでしょうか!この時間が少しでも長く続いて欲しいですし、フェデラー選手が33歳ですから それくらいまで一線で戦ってくれたならば 至福の歓びだと思います。その為にも、怪我には気を付けながら頑張って欲しいと思いますし、命いっぱい応援したいと思います。