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最高のリターナー、ジョコビッチ

現テニス界で頭一つ抜き出た強さを見せる、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ。 正確なストロークで、自身は全くミスを犯すこと無く相手を左右に振り回す様は「メトロノーム」とも形容されます。 またジョコビッチといえば、そのストローク力を活かしたリターンもテニス界最高レベル。 重要な局面で、時速200キロを超える高速サーブを正確に捉え、切り返すためには、ストローク力だけでなく、集中力、ひるまず踏み込むメンタリティなど、内面的な強さも必要とします。 今回はそんなジョコビッチのリターンの中でも、最高のリターンの一つであると言われる一発をご紹介します。

マッチポイントでスーパーリターン

シーンは2014年のウィンブルドン4回戦、ジョー=ウィルフリード・ツォンガとの一戦。 ジョコビッチが2セットを連取して迎えた第3セット、タイブレークでも6-5と、ジョコビッチがマッチポイントを握ります。 しかし、簡単には終われないツォンガ!ここで勝負に出ます。 強烈なサーブを打って、ネットにダッシュ!見事、狙い通りのコースにサーブが決まりますが...。

Original:Wimbledon

ありえない角度に突き刺さった、ジョコビッチの高速リターン。審判もアウトとコールしてしまいますが、チャレンジをするとしっかり入っています。 マッチポイントで、相手の渾身のサーブに対して、この一発を打てるジョコビッチは、まぎれもなく世界最高のリターナーです。 [sns]