こんばんは!ATP250の2大会も終盤になりました。シュツットガルトの方では苦しみながらもナダルが順当に決勝進出を決めました。またそのナダルの相手となるチリッチVSトロイツキの試合が先程まで行われていましたが、チリッチの猛攻をなんとか振り払ってトロイツキが決勝進出となりました。明日対戦します。 スヘルトーヘンボスの方ではハーセが決勝進出。ゴフィンとミュラーの勝者と対決します。 さて、250の大会がまだ行われる最中ですが、来週から始まるATP500の2大会、ハレとロンドンのドロー発表が本日ありました。 今週はジョコビッチとフェレールを除いたTOP10選手全員がどちらかの大会に出場する豪華な週となっています。芝の大会が少ない分、こういうことが起こりますね。 まずはハレから見ていきましょう。 (1)フェデラー (7)トミッチ (3)ベルディヒ (8)カルロビッチ (5)ロブレド (4)モンフィス (6)クエバス (2)錦織 まず全仏ベスト4だったツォンガが欠場になりました。実は今週の大会にも出場予定となっていましたが、こちらも欠場しています。本来ツォンガは全英まで毎週大会に出る過密スケジュールを予定していたようなので、少し欠場してもいいとは思っていましたが・・ どうやら腹部の調子があまり良くないようです・・。早く回復することを祈ります。 さて本題ですが、上位シードの配置はこのようになりました。フェデラーは初戦からコールシュライバーとあたるやや厳しめのドローです。過去全勝していますが、ハレで優勝経験もあり、侮れない相手ではあります。トミッチも芝は得意としている方なのでフェデラーとしてはちょっと嫌です。先日トミッチはナダルと対戦したばっかりで、試合はフルセットまでもつれました。 ベルディヒは対抗シードにカルロビッチを引きました。ビッグサーバーなので怖い面もありますが、大きな大会ではあまり成績を残せておらず、全豪は2回戦敗退、全仏は初戦敗退となっております。比較的調子の良いイズナーなど比べると、そこまで対戦しにくい相手ではないと思います。 モンフィスはツォンガ欠場によって第4シードとなりました。順当にいくと準決勝で錦織と当たる組み合わせです。その錦織は初戦、ティエムとなりました。ティエムは期待の若手として有名です。ニースで初優勝し、ランキングも大分上がってきました。芝の通算成績は0勝2敗と過去、芝での勝利はありませんが、そもそも2戦しかしてないのでデータとしてはやや不十分です。初対戦ということもあって、錦織としてはここは気をつけていきたいところですね。 2回戦では地元のブラウンと当たる可能性もあります。対抗シードのクエバスはクレーが得意な選手なので芝ではそこまで怖くないでしょうか。モンフィスも同じく芝はそんなに得意ではありません。序盤を乗り切れば比較的進みやすいようなドローには見えます。が、錦織もクレー、ハードと比べると芝の勝率は少し低くなっています。芝は球速も早いので、ラリー戦に持ち込みにくく錦織は他のコートと比べると苦手にしています。なので、錦織も(というよりかは観てる側ですかね・・笑)慢心せずに1つずつ進んでほしいと思います。良さそうなドローに見えても勝ち進むことの難しさは先日の全仏でも体験しました。まずはティエム戦、良い立ち上がりを見せてくれたらなと思います。 ちなみに錦織はダブルスにも出場します。他にもベルディヒなどが出場します。ベルディヒがダブルスに出場するのは今季初です。やはり芝は大会が少ないので、慣れる為にもダブルスに出場する人が多いのかもしれませんね。ダブルスにも注目です!後述するロンドンにも軒並みシングルのTOP選手が出場します。 続いてロンドンを見ていきます! (1)マレー (6)ディミトロフ (4)チリッチ (8)ロペス (7)シモン (3)ラオニッチ (5)ナダル (2)ワウリンカ こちらもかなり豪華な面々となりました。因みにノーシードにもアグート、アンダーソン、ゴフィン、イズナーなど注意選手がたくさんいて、上位シードの選手もうかうかしていられないような感じになっています。 マレーはディミトロフと準々決勝で当たる可能性があります。ディミトロフは去年の全英でベスト4でしたが、まだ安定感がありません。落ち着いてプレーできればマレー優勢でしょうか。チリッチはロペスを引きましたが、ロペスはシュツットガルトでは早期敗退を喫しているので、イズナーの可能性があります。 またラオニッチはこの大会が復帰戦となりました。ディミトロフと同じく去年の全英ではベスト4に残っています。ただやはり復帰戦となると勝ち進むのはまだ厳しいでしょうか・・。とにかくまず感覚を掴むのが大切ですね。 そして最注目カードとなりますが、ワウリンカが対抗シードにナダルを引きました。10位までランクが下がっているのでやはりこういうことが起きます。ナダルとしてはシュツットガルトで優勝して弾みをつけたいところです。逆にワウリンカは初戦のキリオスに要注意。早期敗退が多い分、勝ち進むことができればその勢いで良いところまではいきそうです。しかし初戦がキリオスともなれば足をすくわれる可能性もあります。ワウリンカは序盤集中したいですね。 そして先程話したダブルスですが、マレー、ワウリンカ、ラオニッチ、ナダル、ディミトロフといった上位陣が軒並み参加します。マレーは1回勝つとお兄さんのジェイミーマレーのペアと対戦する可能性があり、兄弟対決が実現するかもしれません。 またラオニッチは初戦でナダルロペスのペアと対戦することになっていて、ここも面白そうです。ワウリンカはディミトロフと組んでダブルスに出場します。シングルストッププレイヤー同士のダブルス、中々楽しそうですね! さてざっとドローを見てきました。今回はシングルスだけではなくダブルスにも注目したい大会となっております。いつもとはまた違った雰囲気が味わえそうですね!