今回の全仏はとにかく遅いサーフェス。例年よりも更に遅い感じがします。 実際にもワウリンカ、ツォンガでもサービスエースは多くない。 ベスト16辺りから勝ち上がっているどの選手のデータを見てもファーストの平均速度が控えめでエースも少ない。 その代わり、ファーストの確率が高い! つまりは多くの選手が今年の全仏のサーフェスの遅さに気付いているということなのでしょう。 セカンドで叩かれる事を嫌い、ファーストを抑えめにしても入れて行きたい、どの道あまりエースにはなりにくいんだから。 そんな意図が読み取れる8懸けのデータのオンパレードでした。 唯一ツォンガが少し多めのサービスエース。とはいえ4セットで11本ですから、ビッグサーバーにしては多いとも言えない数字でした。 もう一つ、 錦織は全てストレートで勝ってます。失ゲーム数もそれほど多くもない。その割に試合時間はどれも2時間です。ストレート勝ちの割に時間を要しています。 つまり、 遅いから拾えるし拾われる。ビッグサーバーは不利な条件なのかもしれません。私はそう思ってます。 となると、 特に有利なのは、錦織、フェレール、ナダル、この辺りでしょう。 順当にツォンガを破り勝ち上がったとしたらワウリンカとやりたいですね。そしてマレーかジョコと決勝が実は理想的かもしれません。 かなり大穴な見解ですが、フェレールが調子が良いのとナダルの復調もかなり遅いサーフェスが要因ではないかと思います。 錦織の決勝進出を前提とするならば、ナダル復活はテニスファンとしては望むところなのですが、決勝でナダルやフェレールとの凄まじい拾い合いとなると根比べになるので、正直なところ大苦戦を強いられると思います。 大苦戦、と言いましたが、いつもの錦織ならあまり大きな事は言わないのに今回は自信満々な様子ですから相当調子が良いみたいです。 だから私は現時点での全仏優勝の本命は錦織圭だと思ってます!