ジョコビッチとフェデラー、38度目の対戦
22日に行われた、BNPパリバ・オープン男子シングルスの決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと、同ランク2位のロジャー・フェデラーが激突。 今大会の決勝で、昨年に続いての顔合わせとなった両者の一戦は、世界最高峰の技術と技術がぶつかり合い、フルセットにまでもつれる大熱戦となりました。フェデラーの猛追、ジョコビッチのプレッシャー
第1セットを先取したのはジョコビッチ。フェデラーから奪った1度のブレイクを活かし、連覇に向けて好スタートを切りました。 しかし第2セット。一度はリードを奪ったジョコビッチでしたが、フェデラーに追いつかれてタイブレークに持ち込まれると、ここでまさかのダブルフォルト3本。タイブレークを落として、フェデラーに挽回を許します。 そして、勝負の行方は最終セットに...。 この試合のハイライト映像がこちら。 ドロップショットにネットプレーに、様々な手を駆使してジョコビッチの守備を崩そうとするフェデラーと、その攻撃を凌いでカウンターを狙うジョコビッチの、超ハイレベルな駆け引きに注目です!Original:ATP
頭ひとつ抜きん出た「2強」
この試合を制したのはジョコビッチ。 最終セット序盤、フェデラーに傾きかけた流れを再び引き戻して、6-3,6(5)-7,6-2のフルセットで勝利、大会連覇を果たしました。 今大会は過去12年のうち、計8度のタイトルを、4度ずつ2人で分け合っています。2人が逃した4タイトルのうち、3タイトルを持つラファエル・ナダルは、今季はまだまだベストコンディションでなく、準々決勝で敗退。現在のテニス界でジョコビッチとフェデラーは、他の選手たちの一歩先を行く強さを見せています。
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