こんにちは。 まだメンフィスから興奮冷めやらない火曜日を迎えています。 来週にはもうアカプルコだというのに… 今週はつなぎの週間なのでいろいろネタ記事でも書いていこうかと思っています。 まずは久しぶりの議論記事です。ルールの再確認です。 ・私twosetdownがいろいろデータを提示してある論題に関して予想 ・それを踏まえた上でコメント欄で活発に議論(以前と比べてID制になったのでちょっと難しいかな…) ・場合によってはアンサー記事を書く予定(コメント欄でまとめるかもしれません) ・反論、新意見どんとこいです。ただしここはネット上、最低限の節度は守ってください。これはまずいなと思った場合コメントの削除や途中でもやめる可能性があります。 ちなみになんですけど私はもう記事が残ってないんであれなんですけど、2016年のATPランキング予想(当時から見て3年後)のことは覚えていますよ。その時までブログが続けば触れようかと思っています。当時はデルポトロがよかった時ですね。あんなけがで離脱するとは思いもしなかった時期で、ほとんどの方が活躍を疑わなかったと記憶しています。あとはフェデラーとナダルがどうなるかで意見が割れてましたね。彼らは引退するのか、それとも衰えて下位にくすぶってしまうのか、それともまだまだバリバリなのか。来年が楽しみです。 今回は錦織が8勝目を挙げたばかりということでせっかくなのでツアー優勝に関する話です。 参考にさせていただいたのはこちらのサイトと、あとは各選手のATP公式のページです。 http://www.tennisbet.info/atp/atp-all-time-titles.php ツアー優勝。1勝するだけでも大変なこの世界でトップ選手はいとも簡単に優勝してしまいます。 サンパウロではトップシードがそこまで順位が高くなかったので荒れましたが、メンフィス、ロッテルダムは終わってみればほぼ順当な結果でトップ10選手が優勝しました。 ところがそうはいっても年間複数優勝だけでも一気に難易度が上がります。 参考までに2014年シーズンの複数優勝者は 7勝…ジョコビッチ 5勝…フェデラー(デ杯含まず) 4勝…チリッチ、錦織、ナダル 3勝…バブリンカ、マレー、ディミトロフ 2勝…ベルディヒ、バウティスタ=アグト、クエバス、ガルビス、ヒューイット、イズナー、ゴフィン となっており、意外なところではラオニッチ、フェレール、ツォンガといった選手は1勝しかできていません。 複数優勝の選手はほとんどがトップ20以内で、それより下のランクはクエバス、ヒューイット、ゴフィンのみです。 つまりここから言えることは10勝するだけでも相当大変だということです。複数優勝でも5年かかりますし、年1勝なら10年。途方に暮れるような数字です。 現役の選手で10勝以上しているのは参考サイトによると 83勝…フェデラー 64勝…ナダル 49勝…ジョコビッチ 31勝…マレー 30勝…ヒューイット 22勝…フェレール 18勝…デルポトロ 15勝…ハース 13勝…チリッチ 12勝…アルマグロ、ロブレド 11勝…シモン、ツォンガ、ガスケ 10勝…ユージニー、ベルディヒ(、ソダーリン) です。 ビッグ4だけで227勝…おかしいですね。この4人が同じ時代にいるとか。 マレーがこの状況で31勝もしているのは率直にすごい。まだ27歳ですからね。 ちなみにこのうち30歳を超えているのはフェデラー、ヒューイット、フェレール、ハース、ロブレド、シモン、ユージニーで、アルマグロ、ツォンガ、ベルディヒは今年30を迎えます。ソダーリンは一回無視するとして(さすがに引退が濃厚かな…)この中でまだ30歳が遠い10勝達成者はビッグ4の残り3人と、デルポトロ、チリッチ、ガスケのみです。 ランキング制度が確立しオープン化以降になった約40~50年で、10勝した選手はちょうど100人。そのうち59人は10~19勝の中に入っていて、この中にいる選手の中でも、フェレーロ、サフィン、コスタなどものすごい選手はたくさんいます。 さてここからが本題です。この情報を理解したうえで考えていただきたい問題です。 現在錦織圭は12月に25歳になり、8勝目を挙げました。 2012年中盤戦まで2008デルレイの1勝しかなく、ツアー決勝も遠ざかっていた現状で当時の私は10勝もできれば御の字だと思っていました。しかし2012、13年に1勝ずつ。そして2014年の4勝。今年も早くも1勝で8勝に到達。想像以上に速いペースで勝ち続けています。 世界5位の現状を考えるとランキングを落としさえしなければMS、GSでは上位シード、500以下の大会ではほとんどで第1シード、悪くても第2シードが取れる位置にいます。今シーズンもこの1勝で終わるようなことはないと思います。 そこで10勝ではなく思い切って20勝に到達するのが何年のどこの大会なのかを予想してもらおうと思います。 私は最近の錦織を見て意外とキャリアが長くなりそうなのではと思っています。30までできればあと5年、2勝ペースとしても18勝までいけますし、ここ2~3年はもう少し早いペースで勝てそうなので、20勝は無理ではないと思っています。 ちなみに20勝越えは41人。名前を列挙すると コナーズ、レンドル、フェデラー、マッケンロー、ナダル、サンプラス、ボルグ、ビラス、アガシ、ナスターゼ(以上50勝越え)、ベッカー、ジョコビッチ、レーバー、ムスター、エドバーグ、スタン・スミス、マイケル・チャン、アーサー・アッシュ、ビランデル、オランテス、ニューカム、ローズウォール、ロディック、オッカー、マレー、ヒューイット(以上30勝越え)、ゲルレイティス、カフェルニコフ、クラーク、ゴットフリート、ヤニック・ノア、クーリエ、ディブス、イバニセビッチ、ソロモン、フェレール、ダビデンコ、ゴメス、ギルバート、クエルテン、モヤ ここに顔を並べることになります。おそらく引退した後はレジェンドの仲間入りは間違いないでしょう。 おいtwosetdownの皮算用だとあと5年+αじゃないかと言われます。まあ2勝ですら大変なので毎年2勝予想にしました。 ですがスケジューリングの大半を占めるGS、MSで勝てるようになればもっとスピードは上がるでしょうし、30勝すら無理ではない数字です。年間5勝で5年続ければ達成可能です。 ただこんなペースで勝つには当然キャリアが長く続き、しかもけがなく行くことも前提です。 ですので20勝に到達しないという予想もOKです。その場合は最終勝利数を予想してください。 一応私の予想は一番できすぎな形として、2020東京五輪にしておきます。5年半で12勝。これはありそうです。有明でも優勝経験があるわけだしおかしくはないと思います。 活発な議論を期待しています。根拠も適当でいいのでどんどん書きに来てください。 ちょっと根拠が薄いので追記で書き足しておきます。 まず、最近のけがに強い錦織を見て私は長期離脱は今後ないと思っています。 そしてけががなくなれば成績は安定します。ランキングの急な上下動がなくなった結果シードをキープし、250、500で最低毎年1勝出来るようになると思っています。 またケガがなくなることで必然的にキャリアが長くなります。30まではできそうかなと思ってみています。技もありますし、晩年は世界1位とかは無理でもしっかりベテランの味で勝っていけると思っています。あと3年もすれば下の世代の突き上げが弱ければさすがにフェデラーナダルが引退し、ジョコビッチマレーも30越え、ラオニッチらとともに時代を作っている可能性もあります。20勝は半分以上の確率で起こりうると思っています。そして錦織のマンガのような勝ちっぷりを見ていると、東京五輪、やってしまいそうな気がします。