ワウリンカvs錦織圭 マッチレビュー&実況
今日は学校も休んで錦織戦です笑
来年受験なのにこんなことしてて良いんですかね?とか思いますが、レビューというか実況していこうかな、と思います。
会場はロッドレーバーアリーナ。往年の名選手、ロッドレーバーの名前が付いた、全豪のセンターコートです。気温は25℃。全豪にしては比較的涼しそうな気温。日本人ファンも多く詰め掛けました。
試合はワウリンカのサービスで始まります。
第1ゲーム。ワウリンカが片手バックをふかせてしまいアウト。錦織が先攻します。しかしワウリンカも素晴らしいファーストを入れて15-15。
ワウリンカは深いストロークで30-15。
続くポイント。錦織がバックに甘いリターン。ワウリンカは持ち味の片手バックを決めます。40-15。
その後ワウリンカにミスが出るものの、ファーストサービスからの効果的な攻めでキープに成功。1-0。
第2ゲーム。錦織のサーブ。ワイドにサーブを入れてミスを誘います。15-0。しかし、2ポイント目でダブルフォルトが出てしまい15-15。
3本目はネットにかかってそれがイン。30-15。
錦織はファーストが入らずリターンで攻められてしまいます。30-30。
次のポイント。長い長いラリーになります。しかしワウリンカはボールが深い。いきなりブレークポイントを握られてしまいます。
しかし、錦織のセカンドが深く入り、ワウリンカのミスを誘いデュース。
次はサーブを入れ、粘るワウリンカを振り回し、しっかりと決めてアドバンテージ錦織。
その後も長い長いラリーが続きますが、しっかりとファーストを入れていた分、常に有利な状況でプレーし、キープに成功します。
第3ゲーム。ワウリンカはいきなりダブルフォルトしてしまいます。しかし、その後は終始ラリーでも優位に立ち、片手バックでウィナーも決めます。キープに成功。2-1。
今日のワウリンカは強いなあ、かなり厳しい気がしてきました。。。
第4ゲーム。錦織はいきなりエース。200km/hも越えてきます。
しかし、錦織はミスが少し多め。常に先攻を許す展開となってしまいます。15-40のブレークピンチを迎えてしまいます。センターのサーブをチャレンジするも、失敗。錦織はミスが痛く先にブレークを許してしまいます。ワウリンカの3-1となります。
第5ゲーム。ワウリンカのサーブ。錦織も良いリターンから攻めていく場面もあったのですが、それが続きません。4-1。
ここまで、ワウリンカはサーブ好調。それに対して錦織はファーストサーブが入りません。このままサーブが入らないと厳しい、この時点で38%しかファーストが入っていません。
第6ゲーム。錦織のサーブ。錦織もサーブの重要性をわかっているのでしょう。3本ファーストを入れて、ラブゲームキープに成功します。ワウリンカの4-2。
第7ゲーム。ワウリンカのサーブ。ワウリンカもファーストを入れてきます。錦織は全くチャンスも得られません。ラブゲームキープで5-2。
第8ゲーム。ニューボールでスタート。ワウリンカが素晴らしいパスで2つのセットポイントを奪いますが、ここはサーブをきっちり入れて凌ぎます。
その後もファーストを入れてキープ。ワウリンカの5-3となります。
第9ゲーム。ワウリンカのサービングフォーザセット。錦織は長いラリーも粘ります。するとワウリンカが片手バックのチャンスボールをミス。チャンスを迎えるものの、ワウリンカがロブをなんとか返して30-30。
ワウリンカはその後も安定して攻め、ワウリンカがセットを取ります。6-3。
第2セット。錦織はサーブが入りません。セカンドを弾ませてバックに入れていきますが、自分のミスもあって錦織は苦しい。30-30となります。
しかし、ここからはファーストを入れてキープ。1-0。
第2ゲーム。ワウリンカはいきなりダブルフォルト。錦織もワウリンカのサーブをバックでストレートに素晴らしいリターン。0-30のチャンスとなります。しかし、ワウリンカ、ファーストをきっちりと入れて、錦織のチャンスはあっという間にふいになってしまいます。ワウリンカがキープに成功。1-1。
第3ゲーム。錦織のサーブ。
ワウリンカのミスもあって錦織もサーブで押していきます。しかし、ワウリンカが錦織にパスでプレッシャーをかけると、錦織もミス。その後のゲームポイントでダブルフォルト。錦織のドロップも素晴らしいコースに返してアドバンテージワウリンカ。しかし、このピンチ、セカンドでワウリンカの逆を突いてエース。しっかり凌いでいきます。次のポイントでもエースを決めて一気にアドバンテージ。次もファーストを入れた錦織。なんとかキープに成功。2-1とします。
第4ゲーム。ワウリンカのサーブ。
ワウリンカはファーストが入っていませんが、錦織はミスが多い。
ワウリンカが楽にキープします。2-2。
第5ゲーム。長い長いラリーをワウリンカはバックで一気に終わらせます。15-40のブレークピンチ。一本は凌ぐものの、コードボールが甘くなります。ワウリンカはバックが好調。強過ぎます。ワウリンカがブレークに成功し、3-2とします。
ワウリンカのバックひ本当に好調。フォアを狙っていくべきかな。
第6ゲーム。ワウリンカのサーブ。いきなりエースを決められます。セカンドも効果的に攻めることができません。ワウリンカは終始安定しています。ラブゲームでキープ。4-2となります。
第7ゲーム。錦織はチャンスでもミスが出る展開。苦しい苦しいサービスゲームとなります。
ワウリンカの片手バックも強烈。なす術もなく、ブレークピンチとなります。ワウリンカも素晴らしいプレーを見せ、デュースサイドでリードを奪いますが、錦織もサーブを入れて我慢。
錦織らしい攻めも少しずつ少しずつ見えてきます。
錦織がなんとかキープしてワウリンカの4-3となります。
ここは我慢どころでした。
第8ゲーム。ワウリンカのサービス。ニューボールで迎えます。
デュースサイドでのサーブ、ワウリンカはワイドに決めます。ワウリンカが楽々キープで5-3となります。
第9ゲーム。錦織のサービス。ワウリンカも少しずつ少しずつですがミスが増えてきています。錦織も久々のウィナーでキープ。ワウリンカの5-4。
第10ゲーム。ワウリンカのサービングフォーザセット。錦織も自分の形を久しぶりに見せます。声も出てきて15-30。錦織がギアを上げてきます。ワウリンカもファーストを入れてチャンスボールを迎えますが、ワウリンカまさかのネット!2つのブレークポイントを迎えます。しかし、ワウリンカは2本とも素晴らしいサーブ。デュースに持ち込みます。しかし、錦織も素晴らしいウィナー。ワウリンカもファーストでエース。再びデュースに。ワウリンカもここぞの集中力がすごい。キープに成功してこのセットも取ります。6-3,6-4で2セットダウンと追い込まれます。
しかし、ワウリンカの尻尾を捉え始めたという感じ。まだまだここからです。
第3セット。錦織のサービスで始まります。先ほどまでのセットとは流れが一転。錦織のウィナーが決まります。良い流れです。このままならいける!
1-0。
第2ゲーム。ワウリンカのサービス。
ワウリンカがすごく良いサーブを入れるものの、チャンスをミス。そして錦織も良いリターンから0-30となります。ワウリンカが再びミス。0-40のビッグチャンスです。そして錦織、しっかりとネットのチャンスボールを決めて初のブレーク!
2-0とします。
完全に流れが変わってきました。
第3ゲーム。ワウリンカは完全に不利な状況、しかし錦織ミス。流れが変わってきたのに0-40。。。大ピンチとなります。踏ん張れ!錦織!
しかし、ワウリンカの片手バックが炸裂。錦織は動くことすらできず、ブレーク…
2-1と追いつかれます。
第4ゲーム。ワウリンカのサービス。長いラリーも物ともせず、ワウリンカが次々と決めていきます。
錦織も気持ちが切れてしまったか、流れは完全にイーブン、いや、ワウリンカに行ってしまいます。ラブゲームでキープ。2-2。
第5ゲーム。錦織が久しぶりのウィナー。そしてサーブで崩します。ラブゲームキープで流れを引き戻します。3-2。
第6ゲーム。ワウリンカのサービス。再びブレークしたいゲーム。
しかしワウリンカも全てのショットが強烈。全く付け入る隙を与えてくれません。ワウリンカのセカンドが観客のせいでファーストからやり直しになるなど、運もなくラブゲームでキープされます。3-3。
第7ゲーム。錦織のサービス。
いきなりエースで決めていきます。リズム良くサーブをいれて、キープ。4-3とします。
第8ゲーム。ワウリンカのサービス。
ワウリンカのサーブが良すぎます。しかし、ワウリンカのミスが出て久しぶりにリターンゲームでポイントを奪います。錦織が完全にワウリンカを崩す場面もありましたが、チャンスボールを決めきれず15-40。
ワウリンカにもミスが出ますが、錦織も滑ってしまいました。ワウリンカがキープ。4-4。
第9ゲーム。錦織のサービス。錦織のサービス&ボレーが次々と決まって楽々とラブゲームキープ。5-4。
サービスゲームは良い感じになってきました。次でブレークして第4セットに持ち込みたいところ。
第10ゲーム。ワウリンカのサービス。
ワウリンカのサーブも好調。錦織は果敢にアタックしていきますが、惜しいミスが続きます。ラブゲームキープで5-5。
第11ゲーム。錦織のサービス。
錦織はサービス&ボレーを続けます。ワウリンカも焦りがあるのかリターンが中々厳しくいきません。錦織も楽々とラブゲームキープ。6-5とします。
第12ゲーム。ワウリンカのサービス。
錦織は最初のポイント良い攻めを見せますがやはりミスが早い。先攻を許します。しかし、ワウリンカにもプレッシャーがあるのか、ダブルフォルトしてしまいます。しかし、ワウリンカは集中していました。ダブルフォルトをしっかりファーストで挽回。6-6となってタイブレークに入ります。
タイブレーク。錦織のサービスで始まります。
錦織、サービス&ボレーを見せるものの痛恨のミス。1-0ワウリンカ。
ワウリンカがエースを2本決めて3-0。
いよいよ厳しくなってきました。
錦織はフレームショットしてしまい、ワウリンカは楽々と決めていきます。4-0ワウリンカ。
ワウリンカの片手バックがアウトしてタイブレーク初のポイント。4-1となります。
ワウリンカは再びサービスエース。5連続です。ワウリンカが強過ぎます。
ワウリンカはネットプレーでもミスをせず、6-1。マッチポイントを5つ迎えます。錦織もサーブをしっかり入れて凌ぎます。6-3ワウリンカ。
さあ、ここを取らなくては負けます。踏ん張れ錦織!
ワウリンカの厳しいストロークも返して、1つは凌ぎます。あと1本凌げるか?
錦織は素晴らしいリターンからきっちり攻めます。追い付きました!6-5ワウリンカ。
ここでワウリンカ、痛恨のネット!1-6から追いつきます。6-6でチェンジコート!
ここで錦織、ドロップショット!しかし越えません、無情にもボールはネットにかかってしまいます。
再びワウリンカのマッチポイント。
今度は決めました。サービスエース。6-3,6-4,7-6でワウリンカが勝利。
しかしよくこのタイブレーク、よく5回もマッチポイントを凌いで追い付きました。
あのドロップショットがネットにかかったのは仕方ありません。
今回はワウリンカが本当に強かった。強過ぎました。さすがディフェンディングチャンピオンといった戦いぶりです。わずか2時間4分で錦織が敗れてしまうわけです。
スタッツを見てみても、ウィナーは46。サービスエースが20なので純粋なストロークだけでのウィナーは26本。アンフォースドエラー(凡ミス)が34でした。果敢に攻めた結果、ミスも多くなった。そんな感じですね。それに対して錦織はウィナー23にエース6なので、純粋なストロークでのウィナーは17。錦織も決して悪いプレーではありませんでした。注目していた1stサーブの確率も60%を越えていますし、最後に粘りも見せてくれました。しかし、大事なところで1stサーブが入っていなかったり、最後の最後で決め切れなかったりともどかしいシーンが続きました。また、アンフォースドエラーが31。ワウリンカの強烈なストロークに終始押され気味だったのもありますが、やはりいつもの錦織とは少し違ったかな。
それでも、これ程までに錦織の試合が不安で、錦織の方が弱く見えたのは全米決勝のチリッチ戦以来です。
ワウリンカにあっぱれと言うしかない、そんな試合でした。
今日の負けは仕方ありませんね^_^