ということで新年初更新は、前年最終更新だった 錦織選手の今年ツアースケジュール予想に対しての 他日本人男子のツアースケジュールの予想です。 現状3月までしかCH(チャレンジャー:下部ツアーを指す) のスケジュールも出ていないので、序盤戦(1月〜3月) の予想について記載していきます。   また、この記事では全豪DAしている添田選手と竜馬選手について 触れさせていただきます。他の選手は全豪DAが決まってないこともあり、 自動的に全豪予選→本戦orCHの流れになると思われますので、 ある程度選択肢に幅のある2名について書かせていただきます。   まずは2名の3月までの失効ポイントを確認しましょう。 なお、それぞれGSと3月の96MSに対しての 本戦DA時期に合わせて失効ポイントもまとめています。   添田選手:記事時点95位559pt(1枠空き有+オークランド加算なし) /1.18:インディアンウェルズ本戦DA発表時:失効無し+オークランド分加算 /2.2/:マイアミ本戦DA発表時:失効1大会10pt /4.12:全仏本戦DA発表時:失効4大会79pt(合計失効5大会89pt) /5.22:全英本戦DA発表時:失効3大会140pt(合計失効8大会229pt) 竜馬選手:記事時点87位588pt /1.18:インディアンウェルズ本戦DA発表時:失効無し /2.2/:マイアミ本戦DA発表時:失効2大会77pt /4.12:全仏本戦DA発表時:失効2大会57pt(合計失効4大会134pt) /5.22:全英本戦DA発表時:失効3大会98pt(合計失効7大会232pt)   失効ポイントは以上となっています。 現実的な目標としては全GS本戦出場、基本的な目標は 2回戦進出ということにすると、ここからのツアーで CHだけでなく250等にも出ながら上記失効以上のポイントを 確保していく必要があります。   ではここから現状のツアースケジュール予想を考えていきましょう。   /1.12:添田:オークランド250予選12、 /////:竜馬:休み   //終了時でインディアンウェルズMSの本戦DAリストが発表 //本戦カットラインは79位。よってptだと650ptぐらいが基準 //竜馬Alt10〜、添田Alt15〜(オークランド加算なしで考慮の場合) //例年IWとマイアミの傾向を見るとAlt5ぐらいまでならDA可能性高 //ただし、今年はPR使用者も多いためカットライン高いと思われ、 //予選からの出場となると予想。デビス杯カナダ戦カナダホームの翌週 //ということも考慮し、両者ともに予選からでも出場すると予想。   /1.19:添田竜馬:全豪GS /1.26:添田:休み(香港CHエントリー無)、 /////:竜馬:香港CH /2.2/:添田:モンペリエ250Alt1、ザグレブ250Alt1 /////:竜馬:モンペリエ250   //終了時でマイアミMSの本戦DAリストが発表 //竜馬は失効77ptが大きく、予選からの可能性高。 //香港CHではルーのWC参戦等が無ければ第2シード取れる可能性も高い。 //添田も同様のことが言えるが、全豪とモンペリエで1勝できれば //そのままカットライン79位を超える可能性も十分有。 //MSなので、予選勝ち上がりによる25pt加算も大きいが //スケジュール的に厳しい部分もあることから本戦DAを狙いたいところ //また、以降に関してはCHのエントリーが発表されておらず //確定的な情報ではない点について注意   /2.9/:添田:休み(ベルガモCH80の可能性も有)、 /////:竜馬:休み /2.16:添田:ニューデリCH100(ベルガモ出場時は休みの可能性大) /////:竜馬:ニューデリCH100 /2.23:添田竜馬:京都CH80 /3.2/:添田竜馬:デ杯1回戦カナダ戦(カナダホーム) /3.9/:添田竜馬:インディアンウェルズMS予選&本戦 /3.16:添田竜馬:アービングCH125(orドラモンドヴィルCH80の可能性も有) /3.23:添田竜馬:マイアミMS(予選)本戦 /3.30:添田竜馬:休み濃厚 /4.6/:添田:休み濃厚、 /////:竜馬:ヒューストン250(orアジアシーズンへ切替)   という流れになるのではないでしょうか。 予想しづらい点としては2月中旬です。 竜馬はロッテルダムへエントリーしていない点を見ると、 ニューデリCH→京都CHのアジアCHコースでしょう。 添田はベルガモCHまで出てから移動するのか、それとも竜馬同様 ニューデリCHか気になるところです。 例年なら欧州ツアーの際には、ベルガモCHなども参加していますが、 続くマルセイユが250の割にカットラインが高く、 本戦出場も狙いにくいことから後々のスケジュールを考えての ニューデリCH→京都CHコースで記載しています。 京都CHに関しては翌週がデ杯でカナダなので、出場可能性について 疑問が残りますが、デ杯は金曜スタートなので、きっちり決勝残っても カナダへ向かえる時間はあるという計算で出場予定に入れています。   インディアンウェルズMSとマイアミMSは、添田竜馬両者ともに これぐらいの微妙なランク帯でも積極的に出場を狙っていることが 多いため、上記スケジュールでの予想となっています。 インディアンウェルズ2周目の裏大会アービングCHは CHなのに過疎250並みの選手が揃っていることが多く、 ドラモンドヴィルへ回避する可能性も無くは無いですが、 マイアミMS本戦から出場できる見込みが無い場合は その選択肢も難しいと言わざるを得ません。   大分長くなりましたが春先MSまでのスケジュールは大体 上記のようになるのではないでしょうか。 なお、このスケジュール通りに出場していった場合、 添田:GS1大会、MS2大会(予選から)、250大会2大会(内1大会予選から)、 ////:CH3大会の合計8大会&デ杯 竜馬:GS1大会、MS2大会(予選から)、250大会2大会、 ////:CH4大会の合計9大会&デ杯 4月頭まででおよそ9大会としんどいスケジュールになる見込みです。   見どころとしては全豪2回戦進出を狙えるか、 MS予選突破&どちらかで2回戦進出可能か、250大会ベスト8残れるか、 といったところでしょうか。 今年は去年に比べ年初のランキングでも250大会にも積極的に 狙えるランキングになっているため、これらツアー本戦でも活躍が 期待されます。 4月以降だとクレーシーズンに入るのですが、添田選手、竜馬選手ともに 欧州クレーの穴場大会orクレーCH回りするのか、 裏大会のアジアCHコースで稼ぐのか、その時のランキングを考慮しつつ 選択していくことになると思いますが、 その考察についてはデ杯までの戦績を見てからでも遅くないでしょう。     前記事でも錦織選手に対して2015年の目標を勝手に設定していたので、 添田選手、竜馬選手それぞれにも同様に目標を設定させていただくと ①ツアーベスト4を2回orツアー決勝進出 ②楽天オープンへの本戦DA(WC無しだと55位前後が例年のカットライン ③GS3回戦進出 ①は率直にいうと錦織選手へ課した目標よりも難しいかもしれません。 実際狙えそうな大会をツアー全体からピックアップするなら ニューポート(G)、ボゴタ(H)、アトランタ(H)の3大会となります。 例年ならランキング80台でも下位シードを獲得できるため、 相性の良い対抗シードが来れば何とか、という感じです。 もう少し枠を広げるなら、ザグレブ(IH)、デルレイ(H)、 モスクワ(IH)、ウィーン(IH)、ストックホルム(IH)の5大会を 含めた8大会となりますが、 ニューポートはデ杯QFの裏大会で出場できるか分からず、 モスクワ〜ストックホルムに関しては同一の週、 ザグレブとデルレイはそもそもスケジュール予想的にも厳しいことを 考慮すると、ニューポート〜アトランタでベスト4を狙うというのが 可能性の話でいえば一番高いでしょう。 なお、添田選手に関しては2012年にツアーSF2回は既に達成している事項 となるので、必然的にツアー決勝進出を狙っていただくことになります。   ②については、500大会ということもあるのですが、 添田選手としても本戦DAは2012年の1回のみ、 竜馬選手は無いはずなので、他の日本人選手へ枠を与える意味でも 達成したい目標となります。 現状、11位までの例年に無い獲得ポイント高騰により、 800ptあれば例年のカットラインである55位は狙える状況です。 ①が北米シーズンで達成できていれば自ずと達成できる目標なはずです。 ③は3回戦進出だとどうしてもシード選手に勝つことが必要になるため、 非常に困難ですが、それでも達成できればWB以外なら修造超えという 特典もついてきます。まあ中々言いづらい修造超えですが。   個人的にかなり厳しい条件を設定していると認識しているのですが、 添田選手は今年で31歳、竜馬選手も今年で27歳、 今年来年で十分な結果を残し、更なる自信に変えていきたいところです。 添田選手に関しては今週オークランド250もあるので、 是非予選を勝ち上がり、本戦でもベスト8、ベスト4を狙って行ってほしいです。   長くなりましたが、本記事はここで終了となります。 おそらく次回更新はサッカーアジアカップ初戦のパレスチナ戦になるはず、 なのですが、試合時間が早いことからサクッとスルーの可能性も ありますのでその際はご了承下さいませ。