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国の威信をかけて戦うデビスカップ
photo:mirsasha
テニスの国別対抗戦、デビスカップ。1900年から始まり、世界中の国々が参加するこの大会では、毎年、自国を背負った選手たちによる、熱い戦いが繰り広げられます。
今回は、2013年のデビスカップ決勝での激戦、セルビアの
ノバク・ジョコビッチ対、チェコの
ラデク・ステパネクの試合を振り返ります。
ジョコビッチに挑むベテラン、ステパネク
photo:mirsasha
ジョコビッチに関しては、もはや説明不要。数多くの四大大会を制覇した、現テニス界最強の選手の一人です。
対するステパネクは、闘志剥き出しに粘りまくるストロークと、巧みなネットプレーで、シングルス、ダブルス共に世界ランクトップ10入りを果たした、名選手。
当時すでに34歳と、決して若くはないステパネクですが、国の威信をかけて、王者ジョコビッチに真っ向から立ち向かいました。
両者が見せた壮絶なラリー
この一戦で両者が見せた、壮絶なラリーがこちら。
なんとか得意のネットプレーに繋げたいステパネクですが、カウンターが武器のジョコビッチを相手に、迂闊にネットに出るわけにはいきません。
押されながらも、必死にストロークで粘り、チャンスを待つ画面手前のステパネク。
そして、ジョコビッチ優位の展開から、一瞬の隙を突き、ついにステパネクが主導権を握り返します！
そのままネットに出て、得意のボレー！
これは決まったかに思われましたが、ボールに向かってものすごいダッシュを見せるジョコビッチ...！
動画がこちら。
Original:OfficialDavisCup
チェコが2連覇を達成
photo:mirsasha
この一戦は、粘るステパネクを振り切り、ジョコビッチが圧巻の勝利。
しかし続く第2戦を、エースの
トーマス・ベルディヒで取り返したチェコ。ステパネクとベルディヒで組んだダブルスも勝利して、2-1と優勝に大手をかけました。
第4戦は、ジョコビッチが登場してベルディヒを破るものの、勝負のかかった第5戦で、ステパネクが気迫の勝利。
2013年のデビスカップは、チェコが前年に続く2連覇を達成して、幕を閉じました。
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