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錦織がジョコビッチとの接戦に敗れる

20141116_nishikori_k1 photo:Marianne Bevis

15日に行われた最終戦、ツアーファイナルの準決勝で、世界ランク5位の錦織圭が、今大会2連覇中の同ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、1-6,6-3,0-6のフルセットで敗退し、決勝進出はなりませんでした。

フルセットマッチでは5月以来の敗戦

20141116_djokovic_k1 photo:Marianne Bevis

ラウンドロビンの3試合で、わずか9ゲームしか落とさず、驚異的な強さで、準決勝進出を決めていたジョコビッチ。この試合でも第1セットは、ミスの少ない安定したプレーを見せるジョコビッチに、錦織は圧倒されました。 しかし第2セットに入ると、錦織が反撃。一方のジョコビッチは、徐々にプレーにほころびが出始めました。 今大会、ここまで一度もブレイクを許さなかったジョコビッチから、このセットだけで2度のブレイクを奪った錦織。第2セットを取り返して、試合をイーブンに戻しました。 そして突入した最終セット。フルセットに入った時の勝率が、テニス史上歴代1位、今季も9割を超える勝率を叩き出している錦織は、早速、第1ゲームから2本のブレイクポイントを握ります。 しかし、ジョコビッチが粘ってこのピンチを凌ぐと、続く錦織のサービスゲームをブレイク。流れがジョコビッチに傾くと、第4ゲームと、第6ゲームでもブレイクを許した錦織。 5月のムチュア・マドリッド・オープン以来となる、フルセットマッチでの敗戦を喫しました。

ジョコビッチの大会3連覇なるか

20141110_federer_k3 photo:Marianne Bevis

勝利したジョコビッチは決勝で、準決勝のもう一方のカード、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と、同ランク4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦します。 ジョコビッチとフェデラーは、2012年の同大会決勝で対戦し、当時2連覇中であったフェデラーから、ジョコビッチが勝利を収めています。 ジョコビッチとワウリンカは、2013年の同大会準決勝で対戦し、こちらもジョコビッチがストレートで、初出場のワウリンカを下しています。 [sns]