みなさん、おはようございます。ご無沙汰してました、かずゴリです。 なんだか、あんな記事を書いてブログをやめますと言ってしまった手前、すごくでてきにくかったのですが、錦織の活躍が嬉しくて嬉しくて本当に嬉しくて… 思わず記事を書かずにはいられませんでした。 これからは思い立った時に細々と書いていこうと思うので、たまーに覗いていただけるとありがたいです。 本当に自分勝手にやめておきながら、再開して申し訳ないですm(_ _)m 今後ともよろしくお願いします! さて本題。 錦織圭がツアーファイナルズ、準決勝進出を先程決めましたね!^_^ 正直、この結果になるとは思っていませんでした。というのも、錦織のパリでの低調ぶりや先日のフェデラー戦のパフォーマンスからして不安が拭えなかったからです。特にフェデラー戦では、手首にはテーピングが巻かれ、時折足を気にするような仕草を見せ、錦織としては信じられないようなミスを重ね、さらにサーブは入らず終戦。確かにあの時のフェデラーは強かったですが、それ以上に錦織がこのような散々な様子だったので期待は出来ないなと思っていました。 さらに、相手がラオニッチからフェレールに変更となりました。ラオニッチのパフォーマンスも錦織同様低調な様子だったので、ラオニッチなら僅かながらチャンスあるとは思ってました。しかし、相手はロングラリーを好み、どんな球も諦めず、一球一球に気持ちを込めて打ってくるファイター、フェレールに。もうこれで絶望的な状況だと思いました。 試合前はこれだけ悲観的になっていました。しかし、やはり我らが錦織圭はひと味もふた味も違いました。 試合はファーストのサービスで幕を開けました。ところがフェレールはオープニングで全くファーストサーブが入りません。錦織のミスにも助けられ、なんとか第1ゲームをキープします。 続く錦織のサービスゲーム。いきなりエースでスタートしますが、続くポイントでいきなりダブルフォルト。しかし、ラリー戦を制した錦織がキープ。お互いにキープの幕開けとなりました。 その後はキープキープで3-3に。ここで錦織がギアを上げたのか積極的なプレーを見せ、試合を動かすファーストブレークを奪います。ここからブレーク合戦に入るのだろうな…と思っていました。すると案の定、フェレールがブレークバック。錦織は痛恨のスマッシュミスを犯してしまいました。一気に流れが悪くなった錦織は、その後のフェレールのサービスゲームをキープされ、そして自分のサービスゲームをブレークされてしまい、4-6で第1セットを失います。 1ブレークアップからの3ゲーム連取を食らい、流れは最悪でした。そんな中始まった第2セット。 錦織はいきなり0-40のチャンスを迎えます。ここを粘るフェレールでしたがしっかりと振り切ってブレーク。悪い流れを断ち切る、素晴らしいブレークでした。結果的にこのブレークが試合結果に直結したのだと思います。 そして、この辺から錦織のファーストサービスが入り始めます。センターに高い威力で打ち込まれたサーブは効果的にフェレールを追い詰めていたと思います。第2セットはこのサービスを軸にキープキープ。そのまま奪ってセットオールに戻します。 勝負の第3セット。もうここまでくれば大丈夫だと思っていました。ファイナルセット勝率が最高の男です。身体の不安がほとんど見られない錦織ならやってくれると… するといきなり錦織がブレーク。ここからはもう圧巻でした。何をしても、どこに打っても決まるという状態が第5ゲーム0-30まで続きます。こんな状態の錦織は久しぶりに見ました。全米のジョコビッチ戦よりも良いプレーをしていた気がします。 あのフットワークのフェレールが、何も出来ていない状態でした。こんなことあるでしょうか? 結果、6-1でこのセットを取り、4-6,6-4,6-1で勝利しました。 そして、マレーがフェデラーに敗れ、準決勝進出が決まりました!!!^_^ また、個人的な感情ですが、フェレールには本当に感動しました。いつ出番がやってくるか分からない状態でモチベーションを保ち、準備を怠らず、あれ程までのプレーを披露し接戦を演じられるのは恐らくフェレールしかいません。だからこそ、フェレールもファイナルの舞台に立つことが出来て本当に良かったと思いましたし、フェレールがリザーブの1番手で本当に良かったです。 さて、やっぱりツアーファイナルズでの準決勝進出は凄いです。学校ではテニスに疎かったであろう、友達が錦織の話題を盛んに出しています。 これまで日本ではテニスが殆ど興味を持たれてきませんでした。サッカーや野球なんかはみんながある程度の知識は持っていますよね?けれども、テニスはそんなことありません。まず、ルールさえよく分からない人も多いことでしょう。それが、錦織のおかげでこんなフィーバーになっています。本当に嬉しいことです。 しかし、Twitterなどでは錦織のプレー1本1本に対して批判する人もいるようです。私が見かけた中では「何でそこミスるのかな〜」「そんなにダブルフォルトして、俺が打ったほうがマシだわw」というのもありました(;´Д`A こういう風に批判するのではなく、みなさんで応援する風潮になれば良いな、と願うばかりです… さて、なんだか重い話になってしまいましたが、次の試合の話をしましょう。 次戦は15日23:00〜or翌日4:00〜のどちらかになります。 テレビ朝日さんがありがたいことに地上波でも放送してくれるそうです。 相手となりそうなのはジョコビッチ。ご存知の通り現在世界No.1にして、2連覇中のディフェンディングチャンピオン。 このツアーファイナルズでも6-1,6-1でチリッチを、6-3,6-0でワウリンカを、それぞれスコア通り圧倒しています。すなわち絶好調ということです。 直近の対決は先週のパリマスターズSF。その時はジョコビッチの圧勝で終わりましたが、錦織はフェレールとの大接戦の後で疲労困憊だったので、アテになりません。 ジョコビッチはインドアハードが大得意。今年は5勝無敗。まだインドアハードで負けていません。また、昨年もパリマスターズとツアーファイナルズを制しており、遅いインドアと言われるこのコートサーフェスでは恐らく最強の選手でしょう。 正直、錦織が万全の状態だったとしても勝つのは厳しいでしょう… ですが、全く勝機がないわけではありません。 ①ブレーク合戦に持ち込む 正直、今の錦織にはキープキープでは勝ち目がありません。ジョコビッチのが良いサービスを打ち、そして今の錦織にはダブルフォルトの不安もあります。そんな中、膠着したキープキープを続けていても、先にブレークされて負けてしまいます。あの記憶に真新しい全米オープンも4ブレークされても5ブレークして勝ちました。不思議なことに、普段ならなんでもないキープが、ブレーク合戦になると、キープしにくくなるものなのです。 ②積極的に攻める ジョコビッチの安定感は世界一です。しかし、錦織のバックストロークの攻めも世界一でしょう。だからこそ、長いラリーを続けていても勝てません。ミスってもその分決めるというテニスを続けていれば、常にジョコビッチにプレッシャーを与え続けられるはずです。 世界一の盾であるジョコビッチのディフェンスと、世界一の矛である錦織のバックストローク。素晴らしい矛盾対決になりそうな予感がします。 ③とにかくファイナルセットに持ち込む 先程も書きましたが、錦織はファイナルセット勝率がNo.1です。ファイナルセットまで行けば絶対的な自信を持っているはずです。どんなに素晴らしい選手でも、MAXの集中力を1試合続けるのは不可能です。その隙を突いてファイナルセットまで持ち込めれば、勝機は格段に増えると思います。 ①や②はかなり大胆だと思います。でも僕個人として、これまでのジョコビッチ戦を見直した結果、(今日はほとんど授業中に携帯イジりです笑)こうするしかないと思いました。 ジョコビッチは確かにかなりの強敵ですが、日本の侍、錦織圭がどう立ち向かうのか楽しみにしましょう! また、ほとんど有り得ないと思いますが、ここまでしてジョコビッチが2位通過になったらごめんなさいm(_ _)m それでは!