20140913_srichaphan_k2 photo:flickr

アジア人初のトップ10選手

シングルスの世界ランクで9位を記録し、アジア人男子初のトップ10選手となった、タイの元プロテニス選手、パラドーン・スリチャパン

2010年の引退までに、ATPツアーで通算5勝を挙げ、2003年には米国の週刊誌『タイム』のアジア版で「アジアの英雄29人」にも選ばれたことのある、テニス史に残るスーパースターです。

今回はそんなスリチャパンが得意としていた、驚異的な身体能力を活かしたスーパープレーをご紹介します!

アジア人離れした身体能力

アジア人選手としては珍しい185センチの長身と、高い身体能力を持ち合わせていたスリチャパン。

特に大きな武器となったのは、200キロを超えるビッグサーブと、当時世界屈指のストローカー、アンドレ・アガシにも打ち勝つ程の強力なフォアハンド。そして、驚異的な柔軟性です。

こちらのプレーでは、その柔軟性を存分に活かした、スーパーキャッチを披露しています!

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動画はこちら。


Original:hagasbar

開脚キャッチを得意とする選手はいるものの、ここまで柔軟性が高い選手は、今も昔もスリチャパンくらいではないでしょうか…!

記録を塗り替えた錦織圭

今季、全米オープン男子シングルスで、アジア人史上初の準優勝を果たした日本の錦織圭が、大会後に世界ランク8位を記録。スリチャパンの持つ記録を、ついに1つだけ更新しました。

今後、錦織はあのスリチャパンですら見ることのできなかった、アジア人が未だ到達したことのない世界に挑戦していきます。

また、破られはしたものの、先駆者として世界への扉を開いた「アジアの英雄」スリチャパンの偉大な功績も、永久に消えることはありません。