**  テニスの全米オープン決勝に進出した錦織選手は、頂点は逃した。ちょっぴり残念ではあるが、攻められる問題ではない。「よくぞ戦った」と賛辞を贈りたい。  それにしてもあれよあれよの決勝進出だった。世界のトップテンを次々と撃破した、プレーは世界のテニスファンの目を釘付けにしたに違いない。  日本人の持つ記録を次々と塗り替えた偉業は、素晴らしいというほかない。  まだ若い。これからが彼の世界での本当の戦いがやってくるはずだ。4大大会日本人初の男子シングルス決勝進出だけでも、十分に賞賛に値する。「錦織」という名前を世界に大きく発信しただけでも大したものである。  今回の結果を自信にし、さらに大きく羽ばたく姿を想像するだけでも楽しい。次回のプレー、そして結果をを楽しみに待ちたい。