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フランスが王者チェコを撃破
国別対抗戦デビスカップワールドグループ準決勝、フランス対チェコ戦、スイス対イタリア戦は、2日目の13日にそれぞれダブルスの試合が行われました。
初日のシングルスで、同大会3連覇を狙う王者チェコを相手に2連勝したフランスは、当初起用予定であった、ガエル・モンフィス/ジュリアン・ベネトーから、初日のシングルスで活躍したジョー=ウィルフリード・ツォンガ/リシャール・ガスケにオーダーを変更。
後がないチェコも、ダブルス巧者のラデク・ステパネクのペアを、ジリー・ヴェセリからエースのトーマス・ベルディヒに入れ替えて臨みました。
試合は接戦にもつれ込みますが、初日に続いてホームのクレーコート、ローラン・ギャロスで躍動したフランスペアが、6(4)-7,6-4,7-6(5),6-1で勝利。王者チェコを3連勝で破り、2010年以来の決勝進出を決めました。
一方、スイス対イタリア戦は、スイスのマルコ・キウディネッリ/スタニスラス・ワウリンカと、イタリアのシモーネ・ボレッリ/ファビオ・フォニュイーニが対戦。
シングルスで2連勝を果たしたスイスが、ダブルスでもイタリアを追いつめ、2セットを先取しますが、粘るイタリアが逆転。フルセットの末に、イタリアが勝利して、3日目のシングルスに望みを繋ぎました。
クレーで魅せたフランスの戦術
この日のスーパープレーは、フランスのツォンガが見せた、華麗なロブからの展開!
ライン上に落ちる絶妙なロブで、ネットプレーの得意なステパネクを後ろに追いやり…
今度はカバーに入ったベルディヒの逆を突く、アングルにボレー!
動画はこちら。
Original:OfficialDavisCup
初日に引き続き、球足の遅いクレーコートの特性を巧みに使ったフランスが、チェコの攻撃をうまく封じ込めました。
フェデラー対フォニュイーニのエース対決
スイス対イタリアは、勝負のかかる3日目に、スイスのロジャー・フェデラーと、イタリアのファビオ・フォニュイーニのエース対決が予定されています。
シングルスとなると、世界ランク3位のフェデラーの後ろに、同ランク4位のワウリンカも控えるスイスは強力。ワウリンカは、ボレッリと対戦予定です。
数々のタイトルを獲得してきたフェデラーが、未だ獲得できていないデビスカップのタイトルを獲るべく、自ら決勝進出を決めるか、それともイタリアが踏ん張り、逆転を果たすか。国を背負って戦う、エース同士の一戦に注目です。