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活躍する96年生まれの選手たち

20150218_k0_ymer 男子テニス界では、10代の新たなスター選手たちが続々と誕生しています。今回ご紹介するのは、その中でも今勢いのある96年生まれ、18歳の選手たち。 元々ジュニア時代から多くの選手が、プロのトーナメントに出場してはいますが、実質的にこの世代は、今年からジュニアを卒業して、プロ1年生となる選手たちです。 この世代で注目は4人。 1人目は、世界ランク85位のボルナ・コリッチ(クロアチア)。 2013年の全米オープンジュニアの覇者で、昨シーズンは世界ランク3位のラファエル・ナダル(スペイン)に勝利する大金星を挙げたのも、記憶に新しいところ。

20141026_coric_k1 photo:robbiesaurus

2人目は、将来有望なアジア人選手として注目を集める、ヒョン・チャン(韓国)。 世界ランク120位のチャンは、この2月に出場した3つのチャレンジャー大会で、ベスト4、優勝、準優勝と好成績を収め、トップ100入り目前にまで迫っています。

20150217_chang_k1 photo:malaysianopentennis.com

3人目は、196センチの長身プレーヤー、タナシ・コキナキス(オーストラリア)。 世界ランク143位のコキナキスは、今季のブリスベン国際で、同ランク25位のジュリアン・ベネトー(フランス)を撃破すると、全豪オープンの本戦でも初戦を突破。更には、その後のメンフィス・オープンでも予選を突破して、自力でATPツアーの本戦に出場するなど、今乗りに乗っている選手です。

20150217_kokkinakis_k1 photo:robbiesaurus

そして最後は、世界ランク189位のエリアス・イメル(スウェーデン)。 今季の全豪オープンでは、予選の3試合を勝ち抜いて見事本戦入り。初戦で添田豪と、フルセットの大熱戦を演じた選手です。 イメルの持ち味は、爽快に打ち抜くストロークのハードヒット。 こちらのプレーでは、世界屈指のストローカー、トミー・ロブレド(スペイン)を相手に打ち勝っています。

Original:ATPWorldTour

台頭する10代の選手

20150217_kyrgios_k1 photo:Marianne Bevis

今回ご紹介した、96年生まれの選手たちの一学年上には、すでにウィンブルドンと全豪オープンでベスト8に入り、世界ランクも37位に位置する、19歳のニック・キルジオス(オーストラリア)がいます。 また、キルジオスと同学年の西岡良仁も、世界ランクは154位。今季のデルレイ・ビーチ・オープンでは予選を勝ち上がると、ATPツアーで本戦初勝利を挙げました。 更に96年世代のひとつ下には、17歳にしてATPツアーで活躍する怪物、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)もいます。 この中から数年後、世界のトップ選手が生まれるのか、それとも未だ無名の才能が隠れているのか。躍動する10代の選手たちから、目が離せません。 [sns]