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錦織がハリソンに辛勝

20150212_nishikori_k1 photo:Marianne Bevis

11日に行われたメンフィス・オープン男子シングルス2回戦で、史上初の大会3連覇を狙う、世界ランク5位の錦織圭は、同ランク165位のライアン・ハリソン(アメリカ)に3-6,6-3,6-4のフルセットで勝利し、準々決勝進出を果たしました。 ハリソンは錦織と同じIMGアカデミーで練習を積む、アメリカ期待の22歳。 大会第1シードのため1回戦を免除されている錦織は、初戦となったこの試合で、ハリソンに先にセットを先行される苦しい立ち上がりとなりました。 しかし、尻上がりに調子を上げていった錦織は、挑戦者として向かってくる、ハリソンの攻撃を受け止めて逆転。苦しみながらも、3回戦進出を果たしました。

次戦は旧友クライチェックと対戦

20150212_krajicek_k1 勝利した錦織は3回戦で、世界ランク156位のオースティン・クライチェック(アメリカ)と対戦します。 クライチェックは、2回戦で昨年の同大会準優勝者、イヴォ・カルロビッチ(クロアチア)を、7-6(4),4-6,6-4のフルセットで撃破し、勢いに乗る24歳。ハリソン同様、IMGアカデミーの出身で、錦織とはジュニア時代から面識があります。 シングルスだけでなく、ダブルスのツアーにも参戦するクライチェックは、サウスポーから繰り出されるサーブを武器に、サーブ&ボレーなども混ぜてくるオールラウンダー。 クライチェックの試合の映像がこちら。

Original:SapELee485

錦織にとってはハリソンに続いて、年齢もランクも下で、手の内も知り尽くした選手との対戦となります。 今や世界中の選手から狙われ、迎え撃つ立場での試合が多くなる錦織。簡単な試合ではありませんが、そうした経験を積んでいく中で、更なる成長が期待されます。 [sns]