さて、ダブルスも始動し、日程的に終わりが近づいている全豪オープン車いす部門。 さすがの国枝選手も準決勝では苦しみました。 6-7(5-7)、6-1、6-2と苦しんでの勝利。 エースの数も同数、ダブルフォルト数で圧倒しているので相手がサービスゲームで自滅してくれた感もあります。 しかし、鬼のようなファーストサービスin率81%という数字とは裏腹にファーストサービス勝率が58%、セカンドサービス勝率は33%。 スタッツだけでは判断しきれませんがエラー数も少ないため、相手のストローク戦の結果としか言いようがありません。 とりあえず、男子シングルスの決勝は予定調和通り第1シードと第2シードのぶつかり合いです。 そしてこの項でダブルスも考察。 すいませんさすがにこれだけ蹂躙していると考察というレベルじゃないです。 6-1、6-0のまさに完勝、相手はダブルフォルトも多いのですが、エースの数も上回っているのですが。 その代わりエラー数がゼロという恐ろしい完勝ぶり。 ランキング1位&2位のコンビですから順当といえば順当なんですが、動画で見れない以上スタッツから把握するしか無いわけで。 映像を見ていれば言えることも増えるのですが、「完勝」以外の感想が出てきません。 更に女子も行きましょう、上地選手のシングルスは6-2、6-1の省エネ勝利。 このクラスの大会でラブゲームやラブマッチは望めませんから、考えうる中で最大の勝利と言っていいでしょう。 ダブルフォルトを含めたミスの少なさが彼女の強さの秘訣かもしれません。もちろんそれを下支えするだけの運動量があってこそなのですが。 ファーストサーブin率こそ66%と圧倒的とはいえませんが、それ以外の点では申し分なしといえるでしょう。 圧巻なのは6/8で75%を確保したブレークポイント勝率。サーブを返し、ストローク戦でこの勝率を保てれば年間グランドスラム+マスターズ制覇も夢ではないと思います。 そして上地選手のダブルスも6-4、6-3で順当に決勝へ。文字通り足りないのは映像のみの世界に突入しております。 最後にクアード部門、まずはシングルスのラウンドロビン。 これだけPDF配信のためスタッツの確認が儘なりませんが、予想通りというべきか、シード選手が予定通りの勝ちあがり。 シード同士の潰し合いが発生するのは確実なので大金星で決勝戦勝ち上がりもありえますが、順当な推移になりそうな予感。 そして、全豪で一番初めに決勝が終了したITFクアード部門ランキング1位&3位Vs2位&4位で行われたクアードダブルス。思った以上に激戦となりました。 6-0、3-6、6-2と天秤一つの差での勝利、この決勝の激戦がラウンドロビンに影響するのかも含めてチェックしたいところです。