ナダルとベルダスコの準決勝
昨年は男女共に全ての四大大会で、別のチャンピオンが誕生し、テニス界は稀に見る戦国時代へと突入しました。 19日から開幕する、2015年シーズン最初の四大大会、全豪オープンも、勝者が全く読めない展開。激戦は必至です。 今回は大会直前ということで、過去の名勝負から、2009年の準決勝、ラファエル・ナダル対フェルナンド・ベルダスコの一戦をご紹介します。スペイン人同士、打ちまくりの大熱戦
ナダルは前年、全仏オープンとウィンブルドンを制覇し、北京五輪では金メダルも獲得。3冠と合わせて、ついにロジャー・フェデラーから世界ランク1位の座も奪い、乗りに乗っていました。 全豪オープンでも、順当に勝ち上がって準決勝に進出。そんなナダルの前に立ちはだかったのが、大会第14シードながら快進撃を続ける、ベルダスコでした。 ベルダスコは準々決勝で、前年の準優勝者、ジョー=ウィルフリード・ツォンガを破るなど、今大会絶好調。 スペインの同胞で、サウスポー同士の一戦は前評判に反して、当時の大会最長試合時間記録となる「5時間14分」の大熱戦となりました。 打ちまくり、スーパープレーの連続。ベルダスコの強打を、ナダルが拾いまくる展開は、世界中のテニスファンを興奮させました。 この試合を振り返る映像がこちら。Original:Australian Open TV