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フェデラー対ロディック、伝説の決勝戦

20141215_federer_k1 photo:Not enough megapixels

2009年のウィンブルドン決勝。 テニス界の伝説、ロジャー・フェデラーと、アメリカのビッグサーバー、アンディ・ロディックが顔を合わせたこの試合は、5-7,7-6(6),7-6(5),3-6,16-14という、大接戦の末にフェデラーが勝利し、ウィンブルドン自身6度目の優勝を果たしました。 この77ゲームにも及ぶ激しい戦いは、ウィンブルドンの決勝における史上最多ゲーム数となり、長い歴史を誇る同大会の中でも、屈指の名勝負となりました。 20141011_federer_a1 そしてこの試合で、自身最多となる、50本ものサービスエースを奪ったフェデラー。 今回は、そのサービスエースに焦点をあてた映像をご紹介します。

ビッグサーバーのロディックを上回る!

20141011_fedrer_a3 ロディックといえば、最速249km/hのサーブを記録したこともあるビッグサーバー。 この試合でも、ファーストサーブの最速は230km/h、平均速度は204km/hを記録。ロディックがこの試合で放ったサービスエースは、27本でした。 対するフェデラーは、ファーストサーブの平均速度が190km/hと、ロディックより14km/hも遅いものの、エースの数は、倍近い50本! この数字をみれば、サービスエースが、速度に比例するものではないことが分かりますね。

フェデラーの駆け引きとコントロール

20141011_federer_a2 スピードがなくとも、相手の予測を外す駆け引きと、コントロールを高めることで、サービスエースを奪うことは十分可能です。 時には、220km/hを超えるサーブも放つフェデラーですが、そもそも球足の速いウィンブルドンでは、あえてスピードを落として、他の要素で勝負しにいっているようにも見受けられます。 フェデラーの、50本のサービスエースをまとめた映像がこちら。爽快です!

Original: RFedererExperience

こうも連続でエースを見せられると「あれ?テニスってこんなに簡単だったっけ?」と思ってしまいますね...。 ロディックの読みを外したサーブ、反応するもギリギリで触れないサーブなど、改めてサーブは、スピードだけではないことが分かります。 [sns]