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アジアが誇る世界No.1プレーヤー

20141130_paes_a4photo: Chase McAlpine

今季、錦織圭がシングルスで、アジア人選手として初となる、数々の記録を成し遂げましたが、同じアジアに、ダブルスで世界ランク1位を記録した、世界的名選手がいることをご存知でしょうか。 その選手の名前は、リーンダー・パエス。インド出身、41歳となった現在でも、現役を続けている大ベテランです。 ダブルスを専門とするパエスは、これまで男子ダブルスでツアー54勝をあげており、四大大会では計8度の優勝を果たしています。 また、生涯グランドスラムも達成しており、混合ダブルスでも四大大会を6度制覇。まさしく、世界屈指のダブルスプレーヤーです。

日本を苦しめたアジアの壁

パエスは、アジア人が世界で戦えることを示した、先駆者であるともいえます。 国別対抗戦デビスカップでも、日本はこれまで、このパエスという壁に何度も苦しめられてきました。

20141206_paes_k2 photo:Marianne Bevis

パエスが代表入りしてから、日本は1990年、2001年、2003年、2004年、2008年と計5度、インドと対戦していますが、1勝4敗で負け越し。さらにダブルスでは、すべての試合でパエスが出場し、すべての試合で勝利しています。 デビスカップのダブルス全試合の成績をみても、41勝10敗と圧倒的な数字を残しており、パエスがいるダブルスは厳しい、インドに1勝アドバンテージがある、と言われるくらい、日本にとっては非常にやっかいな選手でした。

世界最高峰のダブルス技術

そんなパエスの、ダブルスの試合映像がこちら。 もちろん全てが世界最高レベルですが、特に得意とするスライスリターンや、緩急自在のボレーは圧巻です。

Original:Tennis&Track

まだまだ現役として、世界の第一線で戦うパエス。これからもアジアテニスの先駆者として、錦織圭と共に活躍が期待されます。 [sns]