ヒューイットとフェレーロの壮絶な決勝戦
1980年生まれ、33歳となった現在も現役を続ける、元世界ランク1位のレイトン・ヒューイット。 そして、ヒューイットの一つ年上となる、1981年生まれで、同じく世界ランク1位を経験。2012年に現役を引退した、フアン・カルロス・フェレーロ。 今回は、そんな世代を代表する2人が激突し、テニス史に残る名勝負となった、2002年の最終戦、ツアーファイナル(当時の名称はマスターズ・カップ)決勝をご紹介します。共にテニス界屈指のストローカー
ヒューイットは当時、若干21歳ながら、世界ランク1位。今大会も、前年に続く2連覇を狙う立場でした。 一方のフェレーロも、同世代のヒューイットに続く若手有望選手として活躍。 共に軽快なフットワークと、強力なストロークを武器としており、この2人の登場は、マラト・サフィンやエフゲニー・カフェルニコフらが予感させていた、ストローカー優位の時代を、更に確かなものにしました。フルセットにもつれ込む激戦
試合は、両者一歩も譲らぬ、壮絶な打ち合いが展開されます。 同じストローカーでも、ヒューイットがややディフェンシブで、フェレーロがややオフェンシブなスタイル。 フェレーロの強打を拾いまくる、画面手前のヒューイット! 先に2セットを連取し、2連覇に王手をかけます。 しかしフェレーロも、簡単にはやられません。 熱いストローカーを多く輩出する、テニス王国・スペインの若きエースが、気迫の粘りで2セットを取り返し、試合は最終セットにもつれ込みます! 試合のハイライト映像がこちら。Original:ATPWorldTour