世代交代が騒がれたウィンブルドン2014
2014年のウィンブルドンは、世代交代が騒がれた大会となりました。 準決勝の対戦カードは、ノバク・ジョコビッチ対グリゴール・ディミトロフ、ロジャー・フェデラー対ミロシュ・ラオニッチ。 長きに渡ってテニス界を引っ張ってきた、ジョコビッチとフェデラーに、23歳の若手2人が挑戦するという構図となったのです。 この大会での、ディミトロフとラオニッチの勢いは凄まじく、これはジョコビッチやフェデラーをも、飲み込んでしまうのではないか、試合前にはそんな話も聞こえてくるほどでした。 しかし、そう簡単に世代交代は許さない...。 世界が注目したこの一戦で、ウィンブルドン最多優勝記録を持つ、芝の王者フェデラーは、ラオニッチの挑戦を跳ね返す、圧巻のプレーを見せました。冴え渡る、芝の王者の美技
華麗なネットプレーで、ラオニッチを翻弄するフェデラー。 ウィンブルドンで見せるフェデラーのボレーは、まさに芸術的な美しさです...! ラオニッチもスーパーショットを決めて、意地を見せますが... 球足の早い、芝のコートでの戦い方を知り尽くした、王者フェデラー。 休む間もなく攻撃を仕掛け、ラオニッチは全くついていくことができません...! 試合のハイライト映像がこちら。Original:Wimbledon
世代交代を許さない王者たち
試合は、フェデラーがラオニッチを寄せ付けず、ストレートで完勝。 もう一方の準決勝でも、ジョコビッチがディミトロフを下し、勢いに乗る若手2人の挑戦を、見事に止めてみせました。テニス史に残る偉大な記録を、いくつも打ち立ててきた、フェデラーとジョコビッチは、そう簡単に超えることを許さない、大きな壁となって、若手選手たちの前に立ちはだかっています。
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