モンフィスの挑戦
地元フランスのガエル・モンフィスが、第13シードのジョン・アイズナーを破って、ノーシードからベスト16に進出。 ジョコビッチと対戦し、第2セットをタイブレークにまで持ち込むなど、接戦を演じました。 敗れはしたものの、スコア的には今大会、最もジョコビッチを追い込んだのが、このモンフィスでした。ワウリンカの苦悩
第3シードのスタニスラス・ワウリンカは、全米オープン以降、3大会連続で初戦敗退を喫するなど、絶不調。 今大会でも、初戦を突破したものの、次戦でケビン・アンダーソンに大激戦の末に敗退し、未だ苦しい時期が続きます。予選上がりの20歳、プイユの健闘
今大会で躍進を果たしたのが、世界ランク176位の20歳、ルーカス・プイユ。 予選を勝ち上がると、本戦では第16シードのファビオ・フォニュイーニを破るなど、マスターズ大会初出場にして、ベスト16に進出しました。 惜しくもロジャー・フェデラーに敗れたものの、大会後は世界ランクを42上げ、自己最高ランクを更新しました。大激戦を制し続けた錦織
フルセットの試合の勝率が、プロテニスの歴代1位という、驚異的な勝負強さを誇る錦織圭は、今大会でも3試合連続でフルセットを制し、ベスト4に進出しました。 準決勝のジョコビッチ戦では、疲労の色が隠せずストレートで敗れたものの、この結果により、今季の獲得ポイント上位8人で争われる最終戦、ツアーファイナルへの、アジア人男子選手として史上初出場を決めました。ラオニッチ復活の準優勝
直近の大会で、格下選手への敗戦が続いていたミロシュ・ラオニッチ。 しかし今大会では、気迫の込もったプレーでフェデラーを破るなど、復活を印象づける勝ち上がりを見せて、準優勝を果たしました。圧倒的な強さを見せた王者
数多くの激闘、ドラマがあった今大会ですが、王者ジョコビッチに関しては、結局1セットも失うことなく、淡々と優勝をさらっていきました。 今大会を振り返る映像がこちら。Original:ATPWorldTour
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