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元世界5位ロブレドが気力で勝利

20141029_robredo_k5 photo:Marianne Bevis

28日に行われた、BNPパリバ・マスターズ男子シングルス1回戦で、世界ランク17位のトミー・ロブレド(スペイン)が、同ランク57位のヴァセク・ポスピシル(カナダ)を、6-3,4-6,7-6(5)の大接戦の末に下して、初戦を突破。2回戦で大会第6シード、世界ランク7位の錦織圭と対戦します。 気迫の勝利を収めたロブレドですが、実は直前に行われたバレンシア・オープンでも決勝まで勝ち進み、惜しくも準優勝となるも、アンディ・マレー(イギリス)と、試合時間3時間20分の大激戦を演じたばかり。 この試合後も疲れの色は隠せず、本来は長いラリー戦を得意とするロブレドですが、錦織戦では体力を考えて、普段のスタイルとは異なる戦略を立ててくる可能性もあります。

テクニックも併せ持つストローカー

20141029_robredo_k4 photo:karlnorling

しかし、ロブレドは豪快なストロークだけでなく、ボレーや多種多様なスライスなど、テクニックも兼ね備えた選手。 そしてなにより元世界5位、32歳のロブレドには、豊富な経験値があります。打ち合い以外の戦略を取ることも、さほど難しくはないでしょう。 ロブレドの熟練した判断能力と、テクニックが際立つプレーがこちら。 フォアで攻撃できると判断した時は、コートの外まで回り込み、 20141029_robredo_k1 ディフェンスに回る際は、スライスで時間を作ります。 20141029_robredo_k2 このオフェンスとディフェンスの、判断の早さはさすがです。 そして相手が前に来たと見るや、手首だけで、ここしかないという絶妙なコースにボールをコントロール! 20141029_robredo_k3 動画がこちら。

Original:ESPN

スペイン人選手らしい熱いストロークと、繊細なテクニックを併せ持つロブレド。 錦織は過去、負け無しの2勝0敗で、今回は体力的にもアドバンテージがありますが、決して油断できない相手です。 [sns]