こんばんは、ch191です。 今回はレースランキングについて。 では早速本日7/11付のレースランキングです。 ジョコビッチはクエリーに敗れてまさかの3回戦敗退。 全仏で生涯グランドスラムを達成し、モチベーションが上がらなかったのか、それとも全仏での疲労が抜けきらなかったのか… ハードコートシーズンへ向けて少し不安を残す結果となりました。 マレーは3年ぶり2度目のウィンブルドン優勝を果たし、大きな2000ptを加算するとともに、ファイナル進出を確定させました。 この結果、ジョコビッチとの差は実に1910ptも詰まって815ptに。 年間1位も狙えるポジションに来ました。 ウィンブルドンのプレーを見る限り、その可能性は十分あります。 ラオニッチは前哨戦に続いてマレーに敗れてしまいましたが、自身初のGS決勝進出を果たし準優勝。 1200ptを加算し、3位争いの中で大きく抜け出しました。 もちろん今回の結果は本人の努力のたまものだと思いますが、コーチ陣の影響も少なからずあったでしょう。 自信もついたでしょうし、気を付けるべきはケガだけです。 ナダルはついに4位に下がってしまいました。 ただ、手首は順調に回復しているようで、ロジャーズ・カップから復帰できるようです。 状態を見ながらにはなると思いますが、そこまで深刻ではないようで何よりです。 錦織は4回戦で棄権となり、180ptの加算でした。 結果的に、昨年の芝シーズンのポイントと同じになり、5位をキープしました。 問題は左脇腹の状態です。 ランキングも少し気になるところですが、しっかり治して、全米で最高のパフォーマンスができることに照準を合わせてほしいです。 ティエムはさすがにお疲れモードだったか、2回戦でベセリにストレート負け、45ptの加算にとどまり、6位に後退しました。 Non-Mandatoryがほぼ埋まっている以上、ここでのつまずきは痛かったです。 下位との差も詰まってきているので、残る全米、4つのMSで成績を残せるかがファイナル進出へのポイントとなります。 ワウリンカは2回戦でデルポトロに当たってしまい敗戦、7位はキープしましたが、下位との差がだいぶ詰まってしまいました。 爆発力があるだけに、残る全米・MSで1つ2つ大きな結果を残せれば問題ないですが、この人の場合は本当に読めません。 ベルディヒは同ブロックの上位シードが早期敗退したチャンスを生かし、SFでマレーに一蹴されたものの大きな720ptを加算し、ついにファイナル圏内8位に上がってきました。 「空気」とも称され、あまり目立たない印象のベルディヒですが、実はGS・MSのQF以上進出が5/7。 これはジョコビッチ(6/7)に次いで、マレー、ラオニッチ、錦織と並ぶ数字なのです。(Mandatoryのポイントも5番目) エントリーランキングも8位に戻ってきましたし、7年連続のファイナルへ、地味ですが着実に近づいています。 そしてフェデラーが9位まで上がってきました。 チリッチとのQF、そしてラオニッチとのSFでは「これぞ芝の王者」というプレーで、復活を印象付けました。 ファイナル争いにも入ってきましたし、上位にいる選手にとって大きな脅威になることは間違いないでしょう。 オリンピックでは悲願のキャリアゴールデン・スラムを狙います。 ゴフィンは今回もしっかりシードキープしたものの、4回戦でラオニッチにフルセットで惜敗しました。 これでついに圏外となる10位に後退してしまいました。 もちろん、上位との差は大きくないのでまだまだ可能性はありますが、1大会での大きなポイントがほしいところです。 もう1つ壁を破ることができるか、要注目です。 11位以下ではQF進出を果たしたツォンガ、プイユ、チリッチ、クエリーが大きく順位を上げてきました。 中でも地力のあるツォンガ、2年前の全米覇者チリッチは台風の目になる可能性があります。 ということで、3位争いはラオニッチが抜けだした形になりました。 しかし、4位ナダルから6位ティエムまではわずか95pt差、さらに7位ワウリンカから10位ゴフィンまでも375pt差と、ボーダーラインを巡る争いはさらに混戦となりました。 ちなみに昨年同時期のレースランキングでは、8位ナダルと9位ガスケの差がなんと1085ptもあったので、むしろ2年前に似たような状況です。(7位マレーから11位ラオニッチまで230pt差だった) その2年前は先述したチリッチの全米優勝でさらに混沌とした状況になりました。 果たして今年はどうなるのか、目が離せない戦いが続きます。