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錦織が2大会連続優勝の快挙

20141004_nishikoriraonic_k1 photo:New York National Guard

5日に行われた楽天ジャパン・オープン男子シングルス決勝で、世界ランク7位の錦織圭が、同ランク8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に、7-6(5),4-6,6-4のフルセットで勝利し、同大会2年ぶりの優勝を果たしました。 両者は2年前の同大会決勝でも顔を合わせており、その時も錦織がフルセットの末にラオニッチを撃破し、優勝を果たしていました。 第1セットは互いにサービスキープをし合って、タイブレークの末に錦織、第2セットはワンブレイクを活かしてラオニッチが取り、試合は最終セットに突入。 そして、最終セットで流れを掴んだのはラオニッチでした。ほぼミスなく、攻撃的なプレーで錦織を何度も追い込みますが、錦織がギリギリのところで踏みとどまり、ブレイクを許しません。 すると、錦織リードの5-4で迎えたラオニッチのサービスゲーム。ここで錦織は集中力を高め、一気に40-0まで持ち込み、2本目のマッチポイントを抑えて試合を決めました。 まさに粘って粘って掴んだ、ワンチャンスを活かした形で、同世代のライバル、ラオニッチとの5度目の対戦を制しました。 全米オープンでの準優勝を皮切りに、マレーシアオープンでは優勝、続く今大会でも優勝と、錦織の勢いが止まりません。

連戦の錦織、上海マスターズに出場

20141005_nishikori_k1 photo:mirsasha

錦織は続いて、6日から開催される上海マスターズに出場します。 大会第7シードの錦織は1回戦を免除、2回戦で世界ランク70位のジャック・ソック(アメリカ)と、予選上がりの選手の勝者と対戦。 シード勢が順当に勝ち上がった場合は、3回戦で世界ランク10位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、準々決勝で同ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦します。 今季の獲得ポイント上位8人のみが出場できる、11月のツアーファイナル出場に向け、激しい争いが繰り広げられている男子ツアー。 連戦による疲労の蓄積も心配されますが、最後の大舞台を目指して、錦織がツアーの終盤戦を戦います。 [sns]