ナダル撃破の19歳敗れる
photo:Bridget Samuels
▲同胞のキルジオスを封じ込めたマトセビッチ
23日に行われたマレーシアオープン男子シングルス1回戦で、世界ランク78位のマリンコ・マトセビッチ(オーストラリア)が、同ランク51位で、大会第8シードのニック・キルジオス(オーストラリア)を7-6(4),7-6(3)のストレートで下し、2回戦に進出しました。
マトセビッチは2回戦で、世界ランク109位の添田豪と対戦します。
マトセビッチに敗れたキルジオスですが、19歳ながら今季のウィンブルドンでは、当時世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)を破って、ベスト8に進出した注目の若手。
今大会も優勝候補の一人として挙げられていましたが、オーストラリアの同胞で、10歳上のマトセビッチが、要所を抑える圧巻のプレーで、キルジオスの攻撃をうまく封じ込めました。
サーブとストロークが武器のマトセビッチ
マトセビッチは193センチの長身プレーヤーで、角度のある強力なサーブを持っています。
プレースタイルはストローカーで、これといった派手なショットもない変わりに、堅実なラリーで相手を崩してきます。
2013年のブリスベン国際で、錦織圭と対戦した際のハイライトがこちら。
Original:Brisbane International
この試合は、錦織が7-5,6-2のストレートで勝利。マトセビッチとのストローク戦を制しています。
添田とは1勝1敗
添田とマトセビッチはATPツアーでは、2013年に2度の対戦経験があり、1勝1敗です。
勝ち上がれば3回戦で、錦織とレシーブ・ラム(アメリカ)の勝者と対戦。ATPツアーのベスト8で、日本人対決が実現する可能性もある、注目の一戦です。