2015年4月からの短い間でしたが、私の拙い記事を読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。錦織選手の活躍により、私レベルのブログも非常に多くの皆さんに読んでいただき、多くのコメントも頂きました。少なくとも錦織選手が現役の間は続けたいと考えていましたが、まさかスポナビ+終了の方が先になるとは、、、 他のブログを探してみて、如何にスポナビ+の存在が貴重だったかという事に、今回気づきました。ここの様なスポーツブログは他では見当たりません。 私は、livedoor blogに新たに登録しました。未だ、1つも記事を書いていませんが、この後の錦織選手の活躍に備え、少しずつ書いて行こうと思っています。 さて、今年も既にシーズンは始まっていますが、一番最初のグランドスラム(GS)全豪でさえもときめきが、、というか誰が出るのかもはっきりしません。 昨年は、フェデラーとナダルの鮮烈な復活劇で新しいシーズンが開けましたが、今シーズンはどうなるでしょう?昨シーズン長期離脱を余儀なくされたプレーヤー達の復活劇を見る事が出来るでしょうか?序盤から復活を期待できそうなプレーヤーが何人いるでしょうか? 今年最初のGS全豪の出場選手は? 錦織選手は右手首の状況がまだ不完全な為欠場。 マレーも股関節手術を行ったという事ですから無理でしょう。 ジョコビッチも様子を見ようとしていた前哨戦すら出ていませんので微妙でしたが、クーヨンクラッシック(エキシビション)で元気な姿を見せましたので、出場は間違いありません。 ワウリンカは膝の状況がはっきりしません。ラオニッチは左手首か右足なのか? ナダルも昨年のファイナルズで膝をやっています。 唯一フェデラーは、全豪に向け順調に仕上がっている様です。 ここまでで挙げた7選手が、ここ数年間、ツアーの中心でした。この7人の状況が不透明過ぎて今期の予想が全く出来ません。 昨年、その間隙を縫って出て来たプレーヤー達の真価が問われる年ですが、この7人が居ないとその真価を図る事もままなりません。 このまま、ベテランのトッププレーヤー達が調子を落とした状況のまま、新旧が入れ替わってしまう事はないと思いますが、それでは余りにも寂し過ぎます。やはり、怪我などでは無く、とうとうこの若い選手がビッグ4を打ち破った。そんな場面を目せてほしいものです。それが錦織選手である可能性はまだ十分にあります。 今はフェデラーの状態が1番良さそうですが、フェデラーも36才、今年8月には37才になります。昨年の夏場や後半は、疲労も出ていたでしょう。体の不具合もあったと思います。万全のコンディションで戦える期間が少しずつ狭まっています。 昨年は、3月までGS、MS、全勝。クレーシーズンをスキップし、芝も2大会全勝。ここまでで6,500pt以上を稼ぎました。今年、最高の出来であっても、ランキングポイントをディフェンドするまでです。ポイントを伸ばすことは出来ません。 恐らくは、その辺り迄でポイントを下げる事になるでしょう。 ナダルは、膝の状況が不安視されていますが、このプレーヤーの身体の強さ、メンタルの強さはこの7人の中でも特別です(フェデラーかナダルでしょう)。年齢的にもまだ31才(今年6月、32才)のナダルがトップを走り抜けると考えるのが、1番現実的な事の様に感じます。 ビッグ3で区切るなら、フェデラー・ナダル、プラス、ジョコビッチという事になると思いますが、ジョコビッチの右肘もはっきりしません。昨年というか、一昨年の中盤頃からずっと本来のジョコビッチではありません。右肘の不具合がいつ頃からかも、分かりづらい経緯を辿っています。どちらにしても、長引いています。手首や、肘等の関節の故障は、選手生命を左右する程の大怪我になる事が度々あります。10日のエキシビションマッチでティエムに圧勝した様ですが、ティエムはドーハのSFで棄権をしている状況でしたから、未だ未だ分かりません。まっ、全豪のプレー振りを見ればある程度、回復具合が分かるかも知れません。兎に角、コンディションに問題が無ければ、現在ではナダルかこの人ではないでしょうか。 ジョコビッチが絶頂期の頃、ナダルは敵いませんでしたが、ナダルは故障を抱えていました。この2人も、お互いの絶頂期に対戦した事がない様な気がします。 マレーは、手術後、芝シーズン辺りに照準を合わせようとしているのでは?というニュース記事が出ていましたが、後半の半分でどれくらい盛り返して来るでしょうか。 ジョコビッチとマレーは、30才(今年5月、31才)です。 ワウリンカ32才(今年3月、33才)は、膝の故障で昨年のウィンブルドン以降出ていません。このプレーヤーは、故障の回復具合というよりは、年齢的なもの、モチベーションといった面で、今期が大きな岐路となるんじゃないかなという気がしています。 ここ迄のビッグ4+ワウリンカの状況や年齢を考えると、この5人以外のプレーヤーにとって、如何にチャンスの年かという事がよく分かります。 錦織選手(28才)にとって、悲願のMSタイトル、GSタイトル、ランキング3位以上を狙える。今がその状況だと思いますが、今だけではないでしょう。今後ももう少しこの状況は続くでしょう。しかし、今後の展開次第では新旧相交えたトップ3〜4が直ぐに形勢される可能性もあります。 周りにとらわれず、しっかりコンディションを整え、改めてチャレンジして欲しいと思います。2月からスムーズに入って行って欲しいものです。 ラオニッチ(27才)にも、同じ事が言えるでしょう。 こんな状況の中、チャンスを迎えるプレーヤーとして、デミトロフ(26才)、Aズベレフ(20才)、ゴファン(27才)、ティエム(24才)、ソック(25才)。更には、29才のチリッチとデルポトロなどがいますが、このプレーヤー達も、未だ本戦に出場していないプレーヤーが多く、何人かは故障や不調を抱えていそうに見受けられます。 このプレーヤー達の今の位置なら、全豪の2週間前に開催されるブリスベンやドーハに出場し、1週おいて全豪を迎えるというスケジュールが一般的だと思いますが、この週に参戦したのは、デミトロフとティエムの2人だけです。ティエムはドーハのSFを棄権しています。出場していない選手達は、やはりコンディション不良と考えるのが妥当でしょう。 となると、まともな状態なのは、ブリスベンでキリオスに負けはしましたがデミトロフだけということになります。実際、この人にとって今年は人生を大きく左右する大事な年になりそうです。今のところ、次期トップ候補の最右翼は、Aズベレフとデミトロフだと思います。潜在能力では、ズベレフ。 錦織選手は、この2人を抑えられるか?1人なら抑えられるか? 心身共にリセットし、元気に活躍できれば、可能性はどこまでも広がって行くと思います。元気に戻ってきて欲しいですね。 いきなり今期終了時のランキング予想(今期スタート時のランキング・ポイント) 1. Aズベレフ(4位・4,610pt) 2. ナダル(1位・10,645pt) 3. ジョコビッチ(12位・2,585pt) 4. デミトロフ(3位・5,150pt) 5. フェデラー(2位・9,605pt) 6. 錦織(22位・1,885pt) 7. マレー(16位・2,290pt) 8. デルポトロ(11位・2,595pt) 9. ゴファン(7位・3,775pt) 10. チリッチ(6位・3,805pt) 11. ティエム(5位・4,015pt) 12. ワウリンカ(9位・3,150pt) 13. ラオニッチ(24位・1,795pt) 14. モンフィス(46位・1,015pt) 15. ソック(8位・3165pt) 16. キリオス(21位・2,010pt) 17. プイユ(18位・2,235pt) 18. カレノブスタ(10位・2,615pt) どの選手が、順調に復活して来るか?コンディションと、元々の実力といった事を考えながらの想像になりました。 錦織選手は、順調に回復する事を前提に入れました。 その他に気になる選手としては、シュワルツマン、ルブリョフ、カチャノフ、シャポバロフ、チョン・ヒョン等々。 杉田選手がどこまで上がって行くか?西岡選手の復活劇は? やはり一番は、28才錦織選手の目の覚める様な復活劇を見たいですね! ここで、スポナビ+ブログの最後を締めようと思ったのですが、書いている間に、全豪のドローが出てしまいました。 【トップハーフ】 ナダル(1) ジュムール シュワルツマン イスナー(16) カレノブスタ(10) ミュラー クエバス チリッチ(6) デミトロフ(3) リュブュレフ キリオス ツォンガ(15) (シャポバロフ) アンダーソン(11) プイユ コールシュライバー (西岡) ソック(8) (杉田) 【ボトムハーフ】 ティエム(5) クラジノビッチ バウティスタアグ ワウリンカ(9) ジョコビッチ(14) (モンフィス) ラモスピノラス Mズベレフ (チョン・ヒョン) Aズベレフ(4) ゴファン(7) (D太郎) フォニーニ ベルディヒ デルポトロ(12) クエリー(13) ラオニッチ ガスケ フェデラー(2) 錦織とマレー以外はみんな出る様です。ワウリンカもラオニッチも、、ラオニッチは万全なのでしょうか。 今大会、体調面など総合的に考えると、フェデラーが優勝候補筆頭となるでしょうか?しかし、いくらフェデラーとて7試合を勝ち切ることは至難の技となります。ナダルのコンディションが気になるところですが、どうでしょうか?この様にビッグ4+ワウリンカがはっきりしない中、やはりその他の各選手にとって、今大会はGS初優勝の可能性がグッと上がる大会と言えるのではないでしょうか? その中では、デミトロフが筆頭。Aズベレフは未だGSでの実績が殆ど有りませんので今回は厳しいかなという気がします。その他にも誰が来るか分からない情勢と言えます。 この選手がGSタイトルを!?というような伏兵が獲る可能性をはらんでいますね。 その他の第8シード内のプレーヤーよりも、元々実力のあるモンフィスの様なプレーヤーになるかも知れません。 早く錦織選手に出てきて欲しい! でも焦らないで!