デ杯決勝、ゴファンはプイユに7ー5、6ー3、6ー1で勝利しベルギーが先行しました。 ゴファンはプイユに3戦して勝利したことがなく、この試合に敗退するとすれば3連敗でフランスに譲ることも想定されました。それだけに国を背負ってのゴファンに相当のプレッシャーがかかったことが想定されました。ここで、ゴファンの今季のスタッツをみます。1st 確率:58%、1st ポイント獲得率:73%、2ndポイント獲得率:52%。ゴファンの1st はキレがあり1st ポイント獲得率は高いのですが、1st 確率は60%以下のイメージです。というよりは60%以上は期待できないものとみていました。この試合は観戦していませんのでスタッツをみてみます。1st 確率、1st ポイント獲得率、2ndポイント獲得率、( )はウイナー数とUE数です。 〈第1セット〉 ゴファン:67ー82ー64 (5ー16) プイユ :45ー60ー72 (4ー20) 〈第2セット〉 ゴファン:60ー92ー63(7ー8) プイユ :59ー70ー38(8ー12) 〈第3セット〉 ゴファン:67ー79ー71(9ー7) プイユ :65ー53ー25(8ー12) 〈マッチ計〉 ゴファン:65ー83ー65(21ー31) プイユ :56ー62ー50(15ー43) 〈エースーDF〉 ゴファン:12ー0 プイユ : 6ー2 ご覧の通り、3セットとも1st 確率は60以上であり、1st ポイント獲得率はマッチで83%と素晴らしいテニスを展開したことが分かります。ゴファンは一度もブレイクポイントを与えず、5度のブレイクを奪っています。サービスエースは12です。最近エースを取ることができます。2016年度のエースとDFは365ー255に対して2017年度は443ー219です。ちなみに錦織の2016年度は255ー179でした。 ツォンガはダルシスに6ー3、6ー2、6ー1とストレート勝利と1勝1敗で2日目のダブルスに突入となります。 ベルギーはベメルマン/デロアー、フランスはガスケ/エルベールの予定です。選手変更は試合開始の1時間前まで可能です。フランスはマウとベネトーが外された形ですが、微妙なチーム事情を感じます。デ杯は国を背負った団結力がモノを言うかもしれず、ベルギーのそれに期待します。2日目の結果次第で決まりそうに思える重要なダブルスです。 初戦完勝により勢をつけたベルギーは、おそらく、エースのゴファンを送ってくるものと思います。この駆け引きもデ杯の醍醐味かもしれません。