こんばんは。 フルマッチ観たのでとりあえずファイナルズ決勝の感想を。 面白い試合ではあったが ハイレベルな試合かどうかはなんとも言えない。 個人的にはディミトロフ推しだったので結果はうれしいし これはこの試合に限ったことではないが 予選リーグで勝った相手に ノックアウトラウンドで負けるという構図が システム的に嫌いなのでまぁなんと言うか安心した。 試合を見ていくと序盤からブレイク合戦。 1,2,3,8,12ゲームでブレイクがあり タイブレ寸前、ディミトロフが逆転でセットを制した。 このセットの終盤から次のセットの前半にかけて ゴファンがやや雑になる瞬間が多く この時間帯はディミトロフが優位だったように感じる。 しかしそれはあくまでゴファンの精度が落ちたことによるもので ディミトロフが押していた印象はなかった。 案の定ゴファンは立ち直り というよりむしろ消極的だったディミトロフが 寝ている子を起こした感じで ゴファンが第7ゲームのチャンスを生かし1セットオールに。 勝負の行方はファイナルセットに。 ここでもゴファンが主導権を握る展開は変わらないが ディミトロフの粘りが増したか、ゴファンがやや疲れたか ゴファンのUEが少し目立ち始める。 そして第6ゲームをブレイクしたディミトロフがファイナルズの頂点に立った。 最後までディミトロフは 終始受けに回ったイメージで まぁ結果が残っているのでそれは良いのかもしれないが 試合を通じてゴファンいいなぁと思うシーンが多かったのは確か。 ディミトロフの勝因はファイナルセットで サーブがやや持ち直したこと。 そこまでは入る確率こそ高いものの 甘いサーブが多く1STでも楽に返球されていた。 またたまに力を込めて打つサーブは とんでもないフォルトの連続で確実に負けたと思っていた。 しかし終盤はフリーポイントもちらほらありかなり楽になった印象。 ゴファンの敗因は残念な観客。以上。 いやぁ、これがあったから今回はゴファンの肩持ちたくなるのよな。 真面目に語ればやはり1STの入りの悪さがすべてでスピードはあったけど確実性に欠けた。 とはいえディミトロフは 2NDサーブにさほどアタックしてこなかったので 1STはフリーポイント狙いで強打 2NDになったらラリーで主導権取る、の作戦自体は良かったと思う。 1STがあとせめて数本入っていれば勝っていた可能性もある。 フォアストレートへの切り返しが 常に先手先手の彼のプレースタイルは本当に見ていて面白い。 錦織が万全で復活したら NO1ショットメーカーを賭けた争いかな。 しかしまぁゴファンの今季は激動だったなぁと改めて。 マドリードではムーリエの大誤審でナダル戦を落とし 全仏では気の毒な形で負傷し大会も終了。 しばらく戦線離脱しながらも薄氷のファイナル入りを果たして そこでナダル、フェデラー狩り。 デ杯獲ってほしいな。 ガオラの実況でも触れてたけど あの観客の中冷静にプレーを続けられるあたり本当に偉人。 あまりディミトロフに触れていないがそろそろ終わろうと思う。。 攻撃的なスライスと2NDサーブの曲りと跳ねはえぐかった。 まぁ最後MPも5本目まで決められなかったあたりが課題なのかな。 以前より守備型になっている気がするのが少し残念。 しかし結局ファイナルズ全勝で1500P獲得だし 決勝でも序盤は完全に逆クロス一辺倒だったフォアを 途中からバランスよく配球してみたりと正直良くわからない。 苦しい体勢からも安定してそれなりの返球ができるし 守備範囲も相当広いし、豪快なリターンエースを まぁまぁ食らうところも含めてマレーみたいになって行くのかな? それはそれでありだと思う。 いずれにせよ少なくともベビーフェデラーではない。 さて、今年のGSはナダル、フェデラーが独占で ディミトロフ、ズベレフ、ソックがMSを獲る。 そしてファイナルズの決勝はディミトロフ対ゴファン。 こんな2017年シーズンを一体誰が予想しただろうか。 BIG4が捲土重来を期し、他多数の実力者が再始動。 次のシーズン開幕までもうたった6週間しかない。 今シーズンも最後まで渡り響いた BPでのラヒアニコレクション。来年は何度聞けるだろうか。