デルポトロがイズナーに勝てませんでした。よって、デルポトロのATPファイナル出場への夢は叶えることは出来ませんでした。この試合、油断をしていた訳ではありませんでしたが、ショック状態であり落胆してしまいました。イズナーには申し訳ないのですが、おそらくデルポトロが勝つだろうと本心予想していたのです。そのショックと、ナダルが棄権したことで、第1試合と第3試合の試合開始時間が空いたこともあり、私はデルポトロ戦後寝てしまいました。録画予約をすることもなくです。 『なんだこれは」目が覚めて、試合結果を覗きにいきました。チリッチが6ー7、6ー7で敗退、ソックが6ー7、6ー2、6ー3で勝利という結果でした。よってSFの対戦カードは、イスナーVSクライノビッチ、ソックVSベネトーとなったのです。 デルポトロが敗退したことで、優勝は誰になるのだろうと予想しました。チリッチかな、と思いました。チリッチのこれまでの状況は決して悪くはなく、この中で優勝候補筆頭とみるのは自然に感じました。ベネトーとの対戦成績も3勝無敗でした。ただ、イズナーの優勝はあり得ると思いました。しかし、イズナーはデルポトロ戦に左足首の痛みのためMTOをとりましたし、右膝辺の痛みのために何度もトレーナーを呼んでいたため、あと2試合はもたないのではないかとも思いました。 イズナーとソックがファイナルへの出場権獲得の条件は優勝しかありませんでした。しかし、そんなことはないだろうと本心思っていました。カレノブスタも同様と思っていたのではないでしょうか。最も可能性が高いのはデルポトロのSF進出と考えていたはずです。カレノブスタとしてはファイナル出場はほぼないものと覚悟していたに違いありません。もっとも初戦敗退でしたので自業自得という面もあります。しかし、デルポトロが負けたことで、改めて光がさしたかもしれません。 まさか、イズナーとソックの決勝カードはあり得ないだろうと思っていましたが、両者ともSFまで勝ち上がってきました。両者が決勝進出可能性も高いと思います。そうなるとその時点でカレノブスタのファイナル出場権は消滅します。もう一つ、過去3年、年間NO1選手がパリMSを制していたということです。フェデラーが欠場した中で優勝候補筆頭はナダルとするのはこれも自然です。カレノブスタとしてはナダルの棄権も不運でした。しかし、この大会何があるのか分かりません。イズナー、ソックとも敗退なんてこともあり得るかもしれません。どのような結末になるのでしょうか。 デルポトロですが残念でした。デルポトロにもチャンスはありました。しかし、好機にデルポトロのネットにかけるなどのミスがでました。ブレイクを一度も奪うことは出来ませんでした。イズナーのサービスは凄いです。さすがSERVE RATING NO1だけのことはあります。サービス速度は210km前後ではありますが両サイドからの208cmから打ち下ろすワイドサービスに切れがあります。2ndサービスも凄いです。キックサービスは高く跳ねます。よってデルポトロが前にでるところにボディサービスとします。デルポトロは対応できませんでした。第2セットのタイブレークは両者ともサービスゲームをキープしあい、デルポトロの6ー5でイズナーのDFでワンセットオールとしました。第3セット第3ゲームはデルポトロのミスがでました。一度はサービスゲームキープと思われたところチャンレンジ成功し、そこからのブレイクでした。イズナーのサービスとサービスからの3打目攻撃等の早い攻撃が機能し気迫が上回った試合内容でした。デルポトロは残念でしたが、この連戦よく頑張ったと思います。左臀部の負傷もあったようです。最終盤のデルポトロの存在は盛り上げてくれました。身体を休めて、また来季の活躍を期待します