QFのカードは次の通りとなりました。 ナダル クライノビッチ デルポトロ イスナー チリッチ ベネトー ソック ベルダスコ プイユはソックにストレートで敗退しファイナルズ争いから脱落。イスナー、ソックは優勝のみ可能性が残ります。ゴファンはベネトーに敗退したものの初のファイナルズ出場を決定(補欠出場除く)となりました。 注目はデルポトロです。あと1勝でいよいよ4年ぶりのファイナルズ出場権を獲得し、2014年8月以来となるトップ10返り咲きを決定づけます。 シーズン最終盤の追い上げで、記憶に残るのは2014年のマレー、全米後12位までおとしますが6位でおえました。そして昨年の怒涛のNO1奪取です。それに次ぐデルポトロの活躍を感じられます。今季は38位に始まり全米後は24位でした。 デルポトロは全米後5大会連続出場権しています。 北京:2回戦敗退 上海:SF進出 ストックホルム:優勝 バーゼル:決勝進出 パリ:QF進出 このQFで19試合目となります。デルポトロには更に上の目標があるのかもしれませんが、まずは、兎に角はこの一戦に集中です。 イスナーとの対戦成績はデルポトロの6勝2敗です。2連勝中で今季はカナダで7ー5、7ー5のストレート勝利としています。52WのSERVE RATINGではイスナーが1位、デルポトロは15位、RETURN RATINGはイスナー87位、デルポトロは48位です。デルポトロのRETURN RATINGはこうしてみると低いですね。 トップ選手の条件を充足していない感を受けます。UNDER PRESSUR RATINGはデルポトロの4位、イスナーの22位です。疲労感を除けはデルポトロが優位に思えます。しかし、タイブレークに持ち込まれる展開になると分かりません。そうなる前にデルポトロとしては決めたいところです。 ATPツアー・ファイルズ出場権獲得選手は、ナダル、フェデラー、A・ズベレフ、ティエム、チリッチ、ディミトロフ、ゴファンの7選手です。こうして見ると、ここにデルポトロがくるとなるとナダル、フェデラーに次ぐ勢いのある選手に思えます。ズベレフはカナダMS後は強さを感じられなくなりました。フェデラーにより弱点を炙り出され、カナダMSは取ったものの攻撃的テニスによる雑さを感じられます。ティエムはクレーシーズン等前半戦は好調でしたが、ここのところ早期敗退が目立ちトップ選手とは言い難い戦いぶりです。ミスが多いです。 さて、試合開始は日本時間の22:00です。集中して観戦したいと思います。