雑感⑥ テイラー・フリッツ メンフィスで錦織と決勝を戦ったこともあり、 テニスファンの中には認識されている方も多いと思う。 初見の感想は、 うん、アメリカっぽい! ビッグサーブとフォアハンド 今シーズンの活躍が評価され、 Newcomer of the yearに選出されました。 まったく異論はありませんし、期待の若手に間違いありません。 で、今回の雑感のスポットは Newcomer of the year の、その後。 まずは受賞者をズラリ 2016 フリッツ 2015 ズベレフ弟 2014 コリッチ 2013 ベセリ 2012 クリザン 2011 ラオニッチ 2010 カムケ 2009 セバジョス 2008 錦織 2007 ツォンガ 2006 ベッカー 2005 モンフィス 2004 マイヤー 2003 ナダル 2002 マチュー 2001 ロディック とまぁこの辺にしておこう。 16年間でトップ10ランカーが6人。 2013年のベセリ以降は実際まだまだこれからの選手なので、 実質12年のなかで ロディック、ナダル、モンフィス、ツォンガ、錦織、ラオニッチ の6人となります。 グランドスラマー2人。 GS準優勝3人。 意外とATPの見る目あるじゃん。と捉えるか、 半数が期待に応えられず伸び悩んでいる。と捉えるか、 2013年以降の ベセリ、コリッチ、ズベレフ、フリッツ 個人的には ATP、結構いいとこ(堅いとこ)選んでくるねー という感想。 今までの確率で行けばこの中から2人ほど、 GSファイナリストが出るはずですが、 どうなりますやら。 話題をフリッツに戻して、 ソックがいまいち突き抜けきれず、 最終的にMS準優勝のイスナーにAmerican No.1を譲った構図となった アメリカ勢。 かつてのテニス王国アメリカ。 グランドスラム優勝はロディックまでさかのぼります。 数多のアメリカの新星は、結局は輝ききれず、 やはりまだイスナーに頼る部分が大きくなっています。 フリッツはそんなアメリカの現状を打破できるか。 まだまだ若手にありがちな粗い部分は目をつぶりましょう。 サーブ、フォアの技術をそのままに、 安定感を増していけば、来シーズンの浮上も期待できそうです。 まずはGSシード。 そこから徐々に力を蓄えて上位をうかがう存在になってほしい。 というか、やっぱりアメリカ勢が強くないとね。 オーストラリアも同様です。 現在のATPはヨーロッパ勢が主力。 ラオニッチ、錦織ががんばってはいますが、 米、豪にトップ10ランカーがいないのはさびしい限り。 まずはソック、キリオスの兄貴分に頑張ってもらって、 その下の世代、フリッツ達にも奮起を期待します。 ところで豪のオマール・ヤシカ?だったっけ? 去年の豪シリーズで観たとき結構よさそうだなーと思ったのに、 どこへ行ったんでしょう?