インディアンウェルズ展望 ~ドロー後~
いやー、なかなか錦織の初戦がはじまりません(笑)
結局、2回戦もボトムハーフから始まることになって、錦織の初戦は現地日曜日、日本時間月曜朝になってしまいました。週末に生観戦したかったのになぁ。
と嘆いていても仕方がないので、ドロー後の予想をしたいと思います!
<ジョコビッチ山>
◎ジョコビッチ
コールシュライバー
F.ロペス
バウティスタ
○ティエム
ソック
クエリー
△ツォンガ
ここは文句なしでジョコビッチが大本命でしょう。ジョコビッチに勝てる可能性という意味では、ツォンガ、ティエムには可能性があるかもしれません。バウティスタはジョコビッチが苦にするタイプではないので、少し厳しいか。ベスト8はおそらくティエムでしょう。ツォンガは調子がいいクエリーに足をすくわれる可能性あり。
<ナダル山>
△ナダル
クリザン
ディミトロフ
シモン
○イズナー
ペール
ジョンソン
◎錦織
予想が難しい山です。
勝ち抜けの可能性が高いのはナダル、イズナー、錦織の3人。
ナダルはインディアンウェルズとの相性が良く、過去に3度優勝しています。ハードコートの大会としては最も得な部類ではないでしょうか。ただ、今年に入ってからの成績はピリッとしないのでどうでしょう。クリザン、ディミトロフ、シモンいずれも強敵です。
イズナーも今年の成績はイマイチですが、2月はクレーコートがメインだったので、あまり参考にはならないかなと思います。そしてなんといっても18勝8敗というインディアンウェルズとの相性の良さ。過去にはジョコビッチを粉砕したこともあります。んでもって負けた相手をみてさらにびっくり。ジョコビッチ、ジョコビッチ、ヒューイット、フェデラー、ロディック、ナダル、デルポトロ、ダビテンコ。レジェンド達からしか負けたことがないという・・
錦織はイズナーまでは楽な組み合わせになりました。インディアンウェルズとの相性が悪くても、さすがに勝ち上がれると信じています。問題はイズナー。過去1勝1敗ですが、去年のマイアミの衝撃の敗戦のインパクトが強すぎて、苦手意識がまだ残っているように感じます。(少なくとも僕には残っていますw)
イズナーも錦織のセカンドサーブをぶったたいてくるタイプの選手ですが、この点では先週マレーに対してプレッシャーのかかるBPでのセカンドサーブを何回も切り抜けた経験は相当生きてくるかなと思います。あとはイズナーのセカンドサーブのキックサーブをどれだけうまく処理できるかどうかがポイントですかね。イズナーを超えると、ナダルには勝つ確率は結構高いと思います。直近2回の対戦を見ても圧倒しているイメージが強いので。
この三人の相性をみるとナダル>>イズナー>錦織>ナダルの力関係になっています。(クレーが中心で接戦も多いものの、ナダルはイズナーに6戦全勝)
でもここは錦織の勝ち上がりを信じます!(結局w)
<ワウリンカ山>
○ガスケ
ドルゴポロフ
トロイツキ
チリッチ
△ゴファン
クエバス
シャルディー
◎ワウリンカ
メンツ的に一番楽な組み合わせがここ。普通にやればワウリンカでしょう。去年は三月のマスターズシリーズで伸び悩んだため、ワウリンカとしては全仏の2000Pが消える前に稼ぐ絶好のチャンスです!唯一対抗できそうなのはガスケでしょうか。先月絶好調キリオスには負けたものの、すでに1タイトルを獲得。調子は悪くなさそうです。
一方でチリッチは絶不調。シード対決の前に先月やぶれたハリソンにまたコロッと負けてもおかしくないような状況です。ゴファンもそんなチリッチには先週のデビスカップで勝ちましたが、調子はそこまでよくないか。もともと安定感が売りで上位には勝てないプレーヤーのため、ワウリンカ、ガスケが万一早期敗退した場合は、抜けてくる可能性はあります。
<マレー山>
ベルディヒ
ベルッチ
トミッチ
◎ラオニッチ
モンフィス
△キリオス
J.ソウザ
○マレー
今シーズン絶好調のラオニッチに加えて、17シード以下で一番嫌であろうトミッチとキリオスがそろった上に、シード外ではデルポトロもいるという今大会最難関のグループになりました。
マレーがキリオスをどう封じこめるのか、非常に興味があります。去年はなんとグランドスラムで3回激突していますが、すべてマレーが勝利しており、マレーはキリオスとの相性がいいんだと思います。キリオスの攻撃をマレーが無効化しているのでしょう。ただ、キリオスの攻撃力はさらに磨きがかかっているので、今回はどうなるか?!
ベルディヒの方は、初戦からいきなりデルポトロです。お互いサーブとフォアハンドが得意ですが、デルポトロは相変わらずバックハンドの強打ができないようなので、おそらくベルディヒが勝つのではないでしょうか。(ちなみに1回戦で紹介されていましたが、デルポトロはケガ前の2013年はバックハンドのうちトップスピンが約90%、スライスが約10%だったのが、復帰後は約50%ずつになっているようです。)
ただ、そんなベルディヒに勝つのはラオニッチでしょう。ケガも十分に癒えていると思いますし、インディアンウェルズとの相性もかなり良いです。過去にマレーにもナダルにも勝っています。全豪では最後ケガで力つきましたが、ケガがなければマレーにも勝っていたと思います。
というわけで、本命はラオニッチでいきたいと思います。
準決勝以降はもはや願望でしかないんですが、錦織とラオニッチが勝ち上がって新世代の王者決定戦になって、錦織が勝てば最高ですねw
まずは、明日のベルディヒ vs デルポトロ楽しみましょー!
追伸:
奈良ちゃん、ビーナス撃破おめでとう!
雨天中断&暴風雨の中のブレーク合戦で耐え抜いたのはお見事でした!