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錦織の股抜きショットに挑戦!
みなさんこんにちは、HOTSHOTライターのGA-SU-です!
今や文句無しに世界屈指のテニスプレーヤーとなった、錦織圭。全米オープンでの準優勝や、世界ランクトップ5入りなど、着実に実績を積み重ねながら更なる高みを目指して、階段を上っていっていますね。
凄いのは実績だけではありません。
2015年のATPツアーの中で、最も素晴らしかったプレーに贈られる「Hot Shot of the Year」に、錦織が見せた股抜きショットが選ばれたのをご存知でしょうか?
【動画】日本人選手が今季のベストプレー2冠!ツアーで錦織、チャレンジャーで西岡!
自分も股抜きショットが打てたら、どんなに気持ちいいか・・・。
テニス人生の中で、一度で良いから打ってみたい・・・。
というテニス愛好家たちの心の声を実現すべく、今回は関東で複数のテニススクールを開校する「GODAI テニスカレッジ」の佐竹君仁コーチに、初心者にも優しい股抜きショットの打ち方を教えてもらうことにしました。
佐竹君仁コーチ(GODAIテニスカレッジ所属)
・日本プロテニス協会認定プロフェッショナル2
・米国プロテニス協会 認定プロフェッショナル2
・全日本テニス選手権 単・複本戦出場
・JOPランキング(過去最高位):単31位、複23位
・中央大学硬式庭球部 コーチングスタッフ
日本で31番目に強かった方です…!なにやら期待できそうな予感。
股抜きってどのくらい難しいショットなの?
GA-SU-「どうしても錦織選手みたいな股抜きショットが打ちたいんですけど、なんとかならないですかね」
佐竹コーチ「はい。錦織選手のように試合でとっさに出せるかは別として、股抜きショット自体は難しくないので、練習すれば誰でも打てるようになりますよ」
GA-SU-「難しくない・・・?誰でも・・・?」
佐竹コーチ「はい、誰でも」
・・・と自信満々に語るので、今回股抜きショットを教えてもらうのはテニス経験者の私ではなく、かなり攻めた人選にしてみました。
1人目
石田浩一さん(45歳)
テニス歴:中学校の体育の授業以来、約30年ぶり。
普段は事務職として真面目に仕事に取り組む日々で、スポーツとは無縁。日帰り温泉にハマっているそうです。
2人目
藤井すみれさん(22歳)
テニス歴:初めてラケットを握りました☆
学生時代は合唱部に所属し、華道も有資格者。運動とは真逆のステータスを備えた元気女子です。
GA-SU-「誰でもって言うので、完全な初心者を連れてきましたけど大丈夫ですか?」
カシュ・・・!
ガシャ・・・!
佐竹コーチ「・・・初心者に股抜きショットを教えたことはないですけど、まぁたぶん大丈夫です。ただこのコート1時間しか使えないので、股抜きショットだけをレッスンしますね」
GA-SU-「よろしくお願いします」
佐竹コーチ「あと今回のゴールは ”手で出したボールを股を抜いて打ち返すところ” までにしますね」
GA-SU-「あれ?コーチ若干逃げました?」
佐竹コーチ「いやいや、手出しといえど、ラケットを初めて持って1時間で股抜きショットができるようになれば、それってすごくないですか」
・・・ということで、テニスのド初心者が1時間で(手出しの)股抜きショットに挑戦するという企画がスタートしました。
股抜きショットのポイントは?
佐竹コーチいわく、股抜きショットのポイントは「3つ」。
1つ目はラケットのグリップを薄く握ること。
佐竹コーチ「ボレーやサーブを打つ時の、コンチネンタルグリップが丁度良いです」
2つ目は、ボールを捉える瞬間のリストワーク。
佐竹コーチ「打つ瞬間に手首を内側に折ることで、ラケット面が上向きになります。このリストワークが掴めれば、ほぼ出来たといっても過言ではありません」
そして3つ目は、股間への強打を恐れぬ「勇気」。
佐竹コーチ「股抜きショットはボールを追い越さないといけないので、逃げていくボールに対して勇気をもって突っ込んでいかないといけないんですね」
佐竹コーチにお手本を見せて頂きました。
佐竹コーチの股抜きショットを目の当たりにして「これは無茶だ・・・」と思いっきり心の声が漏れている石田さんと藤井さん。
そんなことはおかまいなしに、いよいよレッスンスタートです。
レッスン1:手で出したボールを追い越す
佐竹コーチ「まずは、手で出したボールを股を通して追い越す練習から始めましょう。この感覚が一番重要で、一番難しいんです。ボールを身体の正面でギリギリまで落として・・・さっと追い抜きます。こんな感じです」
コーチの言う通り、簡単そうに見えてなかなか難しいこの練習。
そりゃあ、実生活でボールを股下で追い越すことなんてありえないので、感覚もないですよね。
しかし先ほど「ホンモノの股抜きショット」を生で観て意識が高まったか、2人とも黙々と練習に打ち込み、開始10分ほどで感覚を掴んだ様子。
レッスン2:ボールを追い越してラケットに当ててみる
佐竹コーチ「それでは今度はラケットを持って、先ほどの感覚のまま追い越し、股の下でラケットに当ててみましょう」
すっかりテニス(というか股抜きショット)にハマり、真剣に練習する2人・・・。
藤井さん「できたー!」
佐竹コーチ「あーダメですね。ボールを追い越せていないので、身体の前でボールに当てちゃってますよね。レッスン1の感覚でしっかりと追い越してから、当てることを意識してください」
佐竹コーチ「・・・」
レッスン開始から15分。 石田さんがコツを掴み始めました! 石田さん「よっ!ほっ!(楽しそう)」
佐竹コーチ「石田さん良い感じですね!それでは最後のレッスンに移りましょうか」
レッスン3:リストを使ってボールを打ち上げる
佐竹コーチ「最後はちょっと難しいんですけど、ポイントに上げたリストワークでボールを上に打ち上げて、ネットを超してみましょう。手首を内側にクイッと折る感じです」
佐竹コーチ「あ、石田さんはちょっと折りすぎですね。行き過ぎると危ないんで気をつけてください」
リストワークを教わった後、最後のレッスン開始です。
しかしここまでスムーズに進めてきた2人も、最後のレッスンはかなり苦戦している様子。
と、ここで佐竹コーチが練習を止めました。
佐竹コーチ「2人とも、練習の最初に私が言った3つめのポイントを覚えてますか?そう、勇気です。さっきから見ていると2人とも、躊躇してちゃんとボールを追い越せていませんよね?」
佐竹コーチ「ぶつかるくらいの勢いで走って、ボールを追い越して、思い切りリストを内側に返してください!そうするとボールは自然にネットを超えますから!」
コーチの今日初めての喝で、「勇気」の大切さを思い出した2人。
確かに見ていても、ボールを追い越しきれずに失敗するケースが目立っていました。
「いたーい…!!」
身体にぶつけながら頑張る藤井さん。
佐竹コーチ「ナイス勇気!チャレンジしてのミスはOKですよ!」
頑張る藤井さんを称える佐竹コーチ。
バゴン!!!!
「イター!!!」
ラケットで思いきり足を打った石田さん。
佐竹コーチ「どんまい石田さん!リストワークうまく出来ていますよ!」
どうやら佐竹コーチは、飴と鞭の割合が9対1くらいの方っぽいです。
2人とも溢れんばかりの勇気を持って、ひたすら股抜きショットを練習すること30分・・・ ついにその瞬間が訪れました。
見事に決めてみせた石田さん!ボールをしっかり追い越して打てていますね!
そして遅れること15分・・・藤井さんも、気持ちでねじこみました!
教わったリストワークが出来ている点に注目です!
1時間で、なんとか目標としていた手出しでの股抜きショットに成功した2人!
佐竹コーチ「だから言ったでしょ」
GA-SU-「お見それしました」
佐竹コーチ「もちろん相手コートから来るボールはもう数段階上の難しさですが、意識することは変わりません。慣れさえすれば、きっと実践で使える股抜きが打てるようになります。突っ込む勇気があれば、どんなボールでも大丈夫です」
確かにド初心者でも1時間でここまで出来るんです。
股抜きショットはプロにのみ許されたスーパープレーかと思っていましたが、ポイントを押さえて練習すれば実現するチャンスはありそうですね。
佐竹コーチ、今日は本当にありがとうございました!
みなさんも現状のレベル気にせず、今回のポイントとレッスンを参考にして、股抜きショットに挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回のレッスンのハイライト映像は、GODAIテニスカレッジの運営するYouTubeアカウント「GODAIチャンネル」でも配信中。ぜひご覧ください。
GODAIテニスカレッジは、今回の企画で使用した港北校の他にも、横浜を中心に複数のテニススクールを開校中。
更に2016年3月12日から、新たに亀戸校がオープンします!
亀戸駅から徒歩5分の好立地に、インドアテニススクール(微量砂入り人工芝コー ト4面)を中心として、 ゴルフスクール、子供の運動神経向上スクールがプログラムされている、4階建ての施設となります。
テニススクールでは、今回指導してくださった佐竹コーチが支配人を務めます。
関東でテニスを習いたい方は、佐竹コーチのようなユニークかつ実績豊富なコーチ陣の指導が受けられる、GODAIテニスカレッジをチェックしてみてはいかがでしょうか。
・GODAIテニスカレッジ亀戸校 ←NEW!
・GODAIテニスカレッジ港北校
・GODAIテニスカレッジ白楽校
・GODAIテニスカレッジ船橋校
またGODAIグループでは、即戦力を育てるテニスコーチ学校も運営しています。
将来テニスコーチになりたいと考えている方は、ぜひ門を叩いてみてください。
・GODAIテニスコーチ学校
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