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錦織とマレー、両エースによる最高峰のラリー戦

2016年の国別対抗戦デビスカップ、ワールドグループ初戦。日本の相手は、前年度世界一に輝いた王者イギリスでした。

3日間にかけて行われるこの試合、1日目のシングルスで、世界ランク6位の錦織圭、同ランク2位のアンディ・マレーの両エースが勝利をあげて1勝1敗で折り返すも、2日目のダブルスでは、アンディの兄でダブルスのスペシャリスト、ジェイミー・マレーが登場。マレー兄弟が、西岡良仁・内山靖崇ペアに完勝して、イギリスが王手をかけて最終日に突入しました。

3日目の第1シングルスでは、錦織とアンディ・マレーの両エースがついに激突。

2012年以降、デビスカップで12連勝中の錦織に対して、マレーも13連勝中と、共にチームを勝利に導いてきた絶対的エースです。

試合はホームの大応援団を背に、マレーが要所要所で積極的なプレーを見せて、7-5,7-6(6)と接戦の中から2セットを先取。

しかし錦織も粘りを見せて、第3,第4セットを6-3,6-4で取り返し、最終セットに持ち込みました。

グランドスラムの決勝でも決しておかしくない、世界トップ同士の顔合わせに、互いの持ち味が活きるスローなサーフェスで繰り広げられる、長く激しいラリー戦。そこにデ杯特有の雰囲気が合わさって、スタジアムは異様な熱気に・・・!

名勝負となった、錦織とマレーのエース対決のハイライト映像がこちら。


Original:OfficialDavisCup

最終セットを制したのはマレー。粘る錦織を6-3で振り切り、単複で計3勝をさらって、イギリスをまたも準々決勝の舞台に押し上げました。

敗れた日本はワールドグループ残留をかけて、プレーオフに回ります。勝利したイギリスは次戦で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ擁するセルビアと対戦します。

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