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錦織が4連覇!18歳フリッツとのハイレベルな決勝

2016年のメンフィス・オープン決勝は、世界ランク7位の錦織圭と、主催者推薦で出場した同ランク145位のテイラー・フリッツ(アメリカ)、3連覇中の第1シードと、注目の18歳という顔合わせとなりました。

錦織は4連覇を達成すると同大会初、テニス界でも同一大会での4連覇は史上4人目の快挙。

対するフリッツもアメリカ勢としては1989年以来、錦織のコーチでもあるマイケル・チャンに次ぐ若さでの、ATPツアー決勝進出を果たしており、どちらが勝ってもテニス界で大きなトピックになる一戦となりました。

今大会のコートやボールが「遅い」ことは、選手たちが口を揃えて言うところ。厳しいラリーが必須の大会で、193センチのフリッツからエースを奪うべく、錦織は前後左右にショットを打ち分けました。

これまで何度も練習をしたことがあるという両者ですが、ATPツアー3戦目のフリッツにとってはもちろん、試合の場でトップ10選手の錦織と対するのは初。

しかし元ジュニアチャンピオンは物怖じすることなく、錦織のボールを叩き返し、一歩も引かない見事なラリー戦を展開してみせました。

錦織とフリッツの決勝のハイライト映像がこちら。


Original:ATPWorldTour

第1セットでは0-3とリードを許した錦織でしたが、終わってみれば6-4,6-4のストレートで圧巻の4連覇を達成。

また、惜しくも初優勝を逃したフリッツでしたが、トップ選手がなかなか生まれなかった近年のアメリカテニス界で、大きな希望を感じさせる、輝かしい才能を世界に見せつけました。

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