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王者ジョコビッチが全豪歴代最多6度目の優勝

31日に行われた全豪オープン男子シングルス決勝で、大会第1シードの世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同ランク2位のアンディ・マレー(イギリス)に、6-1,7-5,7-6(3)のストレートで勝利して、ロイ・エマーソン(オーストラリア)に並ぶ同大会歴代最多タイ6度目の優勝を果たしました。

初制覇を狙ったマレーにとっては、これが全豪オープン5度目の決勝戦。しかし王者ジョコビッチに、同大会決勝だけで4度目の完敗を喫し、またもタイトル獲得はならず。

一方、大会後半から一気にギアを上げたジョコビッチは、準々決勝で新世代の筆頭、錦織圭、準決勝でテニス界の伝説、ロジャー・フェデラー(スイス)、そして決勝で世界No.2のマレーと、対ジョコビッチに上げられていた有力選手たちに次々と完勝して、圧倒的な強さで2連覇を果たしました。

今大会を振り返る映像がこちら。


Original:Australian Open TV

残すは全仏オープンのみ

ジョコビッチは全豪の他にもウィンブルドンで3度、全米オープンで2度の優勝を誇り、今タイトルがグランドスラム11勝目。これはロッド・レーバー(オーストラリア)とビヨン・ボルグ(スウェーデン)に並ぶ、歴代5位タイの記録です。

そして唯一優勝経験がないのが、全仏オープン。長きに渡って「クレーキング」ラファエル・ナダル(スペイン)がその王座を独占し、昨年はナダルを破って決勝に勝ち進むも、スタン・ワウリンカ(スイス)に敗れて、生涯グランドスラム達成を逃しました。

全仏オープンに続く、クレーコートシーズンは春から開幕。果たして、現テニス界で圧倒的な強さを誇るジョコビッチが、今季こそ史上6人目の生涯グランドスラムを達成し、更なる伝説を作り上げていくのでしょうか、それとも一強時代を止める、他の選手が現れるのでしょうか・・・。

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