いよいよ、2016年シーズン初のGSである全豪オープンが明日より開催されます。 錦織の初戦は初日18日の第1試合。 現地時間の11:00、日本時間の9:00開始です。 気になる予想気温ですが、最高気温は37度です。 最も高温となる時間帯でのゲームとなりそうです。 コールシュライバーです。 1983年10月16日生まれ、32歳。身長は178cm。バックハンド:片手。 ツアー6勝。クレイ4勝、グラス1勝、ハード1勝。 錦織対戦成績:なし。 優勝回数によるとクレイが得意とも思われます。2015年度のスタッツです。 クレイ、1st確率:62%、1stSPW:70%、2ndSPW:55%、トータルSPW:65% ハード、1st確率:61%、1stSPW:73%、2ndSPW:57%、トータルSPW:67% オール、1st確率:63%、1stSPW:72%、2ndSPW:57%、トータルSPW:66% 錦織の2015年度のスタッツです。 クレイ、1st確率:60%、1stSPW:74%、2ndSPW:53%、トータルSPW:65% ハード、1st確率:60%、1stSPW:76%、2ndSPW:55%、トータルSPW:67% オール、1st確率:60%、1stSPW:75%、2ndSPW:55%、トータルSPW:67% コールシュライバーのプレイをじっくりと観戦したことはありません。 You Tubeでみましたが、粘り強く堅実なラリー戦によりペースをとるタイプのようです。 錦織が得意でないと言われることもある、片手バックハンドです。 スタッツからみるとほぼ同等と言えます。 コールシュライバーはクレイよりハードのスタッツ数値が上です。 フェレールに似たタイプであり、錦織の初戦として大会のフォーミングアップとなればよいと思います。 錦織のコメント等によりますと、今シーズンの戦略キーワードは、1.攻撃的、2.安定性、この二つと見ます。 1.攻撃的。  トップ選手には強み、武器があります。  ジョコビッチは守備的と言われますが、守備的と攻撃の一体的なハイブリッド型と言われています。  安易な攻撃は返り撃ちにあいます。あらゆる攻撃が可能です。  フェデラーは1stポイント獲得率が2105年80%と高くサービスからペースを掴みます。攻撃の引き出しが多いです。  錦織においてもトップを狙うには、スタイルを確立する必要があると思います。  錦織の強みは、ベースラインの内側に入りバックハンド、フォアにより畳み掛ける攻撃です。  ここの精度を上げる。磨きをかける。チームもここにあると考えているのではないでしょうか。 2.安定性。  錦織はジョコビッチに対し、その安定性についてコメントしています。  ジョコビッチの2015年スタッツは、1st確立:66%、1stSPW:74%、2ndSPW:60%です。  最大の課題は1st確率です。目指すところ65%。  錦織がグレイトであったとコメントしたブリスベン初戦の1st確立は66%です。  2015年シーズン、マレーを初じめ2ndを狙われました、叩かれました。当然に1st確立を上げることが対策となります。  錦織包囲網、もう一つはボディ攻撃と2ndの高く跳ねるスピンサーブです。  これには苦戦しました。しかし、今シーズンはこれに動じてはなりません。  更にもう一つ、リスク制御です。一つのショットに対するリスクと効果の最適なバランス、選択です。  これを完璧とまで操るプレーヤーこそジョコビッチです。  重要な場面に決めれるか、ここという場面で決めれるか、ミスをするかなのです。  シーズン通じての安定性、大会通じての安定性、ゲームの中での安定性を求めてるいるのだと思います。 さて、全豪オープン初戦。 26歳となった錦織、私は2016年シーズンは勝負の年と勝手ながら位置付けています。 NO1、それに準ずる位置を目指すことです。 もちろん、どの対戦相手も強豪であり、手は決して抜けません。 しかしながら、この初戦。錦織の現状を確認するには適した相手だとみています。 丁寧に、冷静に、かつアグレッシブに目の前の相手を叩いて欲しいと思います。 攻撃的で安定性のある試合展開を期待します。