錦織選手は、1回戦、コールシュライバー、1回戦の相手としては最も強敵と言える相手になりました。しかし、錦織選手にとってやりにくい相手ではないと思います。初対戦なんですね。身長は高く無いですが、結構スピードのあるサーブを打ちますし、上手いプレーヤーという印象があります。最高ランキング16位まで行った実力者ですが、パワー、スピードは錦織選手の許容範囲では無いでしょうか。また、ストローク力やうまさでも錦織選手の方が少し上では無いでしょうか。それ程苦労せず勝ち上がれそうな気がします。 2回戦は予選通過の選手をおさえ、なんと読むのでしょうか、Krajicek(USA)、錦織選手と1ヶ月違いの同年代、ランキング102位の選手、こういう選手からの番狂せも困りますが、初戦でも無いし、まず勝ち上がるでしょう。予選勝ち上がりの選手が上がって来るかもしれませんが。 3回戦は、ガルシアロペスになるでしょうか、やはりクレーコーター、全豪も得意な部類のコートになると思います。昨年の全豪では、3回戦でポスピシルに勝利し、4回戦ではワウリンカ相手にかなり善戦していますので、侮れませんが、錦織選手にとっては、やり易いタイプだと思います。対戦を見た事はありませんが、2014年マドリッドでは錦織選手が6-3、6-1で勝っていますね。 1回戦のコールシュライバー戦をしっかり勝ち上がれば、3回戦迄はそれ程問題は無いでしょう。 ここからですね、4回戦、ツォンガ、体調に問題が無ければビッグ4に近いポテンシャルを持っていると思います。今期、全豪の前哨戦にも出ず、本大会にぶっつけで出場しますが(ご指摘を頂きオークランドの大会に出ていたとの事です。)体調面はどうでしょうか?これといったニュースも見ませんので、昨年からの疲労をとる為の休養やトレーニングに充てているだけだと思いますが。一昨年後半、腕の故障で、昨年の全豪は出場出来ず、昨年は記憶にまだ新しい全仏QFで錦織に勝利した辺りから、好調なシーズンを送り、年末にはランキング10位まで上げて来ました。 また、タイプ的には高速ハードコートが合う様に思うのですが、ヨーロッパ、フランス選手という事も有り、今回の柔らか目のコートも得意です。 全豪では、過去2008年は、マレー、ガスケ、ナダルを破り、ファイナル進出(ジョコビッチ優勝)。2010年はジョコビッチを破り、SF進出(フェデラーに敗退)。そのほかにも、QFに2度進出、得意なコートである事は間違いありません。その頃より年齢は上がっていますが。 錦織選手は、通算成績4勝2敗、今大会でも2012年に対戦し、フルセットの末勝利しています。相性のいい相手だと思っていますが、昨年の全仏がまだ記憶にハッキリと残っていたり、今までの勝利の中で相手の不調によるものは何回かあったのかなぁ。ツォンガの体調が良い時だけを捉えると勝敗はどうなのかな。等と勝手な心配もしています。兎に角、体調が良く、ムラが無い(ミスが少ない)プレーをされた場合は、非常に厳しい試合になるでしょう。お互いの実力差はないと言っていいと思います。 今年、錦織選手が更にランキングを更新したり、ビッグイベントのタイトルを取る為に、私が勝手に決めた今年の課題「5位〜10位台の強いプレーヤーにしっかり勝っていく。」をクリアする為にも、今年一番最初の重要な試合になると思います。 この試合に勝って、ナンバー1プレーヤー、ジョコビッチとの対戦を実現して欲しいですね。 ここまで来れば、自身が言っている通り、強気でアグレッシブに躍動感溢れるプレーで、攻めに徹してトライして欲しいと思います。 この試合で勝っちゃったりして、さらにフェデラー、マレーをなぎ倒して優勝なんてドゥリームを実現してくれませんかね〜。 いっつも、こんな事を考えています。この時間も楽しいものです。 前哨戦ブリスベンの錦織選手を見ていると、わたしには、まだ本当に勝負に固執している様には見えませんでした。冷静に調整をこなしている様に感じました。本大会では本気で気合の入ったプレーを見られる事を祈りつつ、初戦を楽しみにしています。 いよいよ始まりますね!